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森林の近くで暮らす魅力
身近に実感、森林を
本市の森林は市域面積の大部分を占めており、市街地から望む山脈には豊かな自然があり、私たちの生活に色々な恩恵を与えています。中でも、岩湧山(標高897.7m)の山頂には、ススキの高原が広がり、大阪府を眼下に眺望を楽しむことができます。また、金剛葛城山系の稜線を縦走する長距離自然歩道「ダイヤモンドトレール」を散策すると、森林の広さ、豊かさを体験できます。
岩湧の森へ
岩湧山の登山口にある「岩湧の森 四季彩館」は、岩湧山の中腹に位置し、森林体験や動植物の生態を観察でき、ハイカーの休憩所、登山情報の発信地であるとともに、自然を学ぶ場としての役割も担っています。ムササビウォッチング、簡易炭焼き体験、自然素材を使ったクラフト作りなどのイベントを通じて四季折々の森林風景を感じることができます。
おおさか河内材
本市の森林は300年以上の歴史を誇る府内でも有数の林業地(河内林業地)として知られています。森林面積の中でも約7割が人の手によって植林され、育てられているスギ、ヒノキの人工林で占められており、生産資源としての豊かさも備えています。
河内林業地から収穫された木材は「おおさか河内材」としてブランド化されており、広く住宅にも使われています。私たちの生活の中に木材が使われることで、市内の森林資源の循環利用(植える→育てる→収穫する→使う→再び植える)により、健全で豊かな森林の保全にも繋がっていきます。
木根館(きんこんかん)
地場産業のひとつである林業からの視点で林業に関する情報の発信、また私たちの生活の視点から林業に関するイベントや情報の発信を林業総合センター木根館が行っています。木材の魅力を体験するため、地元産材である「おおさか河内材」を使った木工キット体験や木工スタッフに教わりながらの自由木工が楽しめる施設となっています。