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【講演会】子宮頸がんとHPVワクチンの正しい知識☆終了しました
令和7年5月25日(日)、市民交流センター(キックス)4Fイベントホールで「子宮頸がんとHPVワクチン」をテーマとした講演会を開催しました。今回の講演では、産婦人科専門医の藤田由布先生をお招きし、以下のような内容について分かりやすく講演いただきました。
■子宮頸がんとは
子宮頸がんは、子宮の入り口(子宮頸部)に発生するがんで、35~45歳の女性に多く見られ「マザーキラー」と言われています。初期には症状が出にくいため、定期的な検診が大切です。子宮頸がん発症の原因の多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によるものとされています。
■HPV(ヒトパピローマウイルス)とは
HPVは非常にありふれたウイルスで、多くの人(85%以上)が一生のうちに一度は感染すると言われており、性交渉で感染することが多いです。
■HPVワクチンの効果と安全性
HPVワクチンは、がんの原因となるHPV感染を予防することができます。特に10代のうちに接種することで、将来の子宮頸がんリスクを大幅に下げる効果が期待されています。これまでの研究でも、安全性は高いことが確認さえています。
また、HPVワクチンは女性だけでなく、男性が接種することが重要です。自身において肛門がんや中咽頭がん等を予防するとともに、将来のパートナーへのHPV感染を防ぐことができます。
■HPVワクチンの公費助成について
小学6年生から高校1年生相当の女性については、定期接種として約5~10万円する接種が無料で接種することが可能です。さらに、河内長野市では女性だけでなく同年齢の男性についても無料で接種できる制度を開始しました。これは大阪府で初の取組みとなっており大変素晴らしいことです。
■検診と予防の重要性
ワクチン接種だけでなく、20歳以降の定期的な子宮頸がん検診も早期発見・早期治療につながります。予防接種と検診を両立することが、自分の健康を守る鍵です。
参加された皆さまからは、「知らなかった情報を多く得られた」「子どもにワクチン接種を考えるきっかけになった」などの声が多く寄せられました。
日時(☆終了しました☆)
■令和7年5月25日(日)
午後1時30分 ~ 3時30分(午後1時開場)
場所
■市民交流センター(キックス) 4Fイベントホール
講師
■藤田 由布 医師(レディースクリニック サンタクルス ザ シンサイバシ 院長)
<講師プロフィール>
河内長野市で育ち、大学卒業後、青年海外協力隊でアフリカのニジェールへ。感染症に関わる活動に従事し、JICAなどで国際協力に関わる仕事に携わる。欧州と日本の二国の医師免許を持ち、現在は「レディースクリニック サンタクルス ザ シンサイバシ」の院長として勤務。
「探偵ナイトスクープ」にも出演したことがある、自称「日本で一番よくしゃべる産婦人科専門医」として様々な講演を実施。
講演内容
■子宮頸がんについて
■HPVワクチン接種について
申込み
■不要。当日会場へお越しください。(入場無料)
関係リンク
■HPV感染症~子宮頸がんとHPVワクチン(厚生労働省HP)<外部リンク>
