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開催しました。自宅で長く暮らそう!「シニアのためのお片付け講座」(天野公民館)
11月25日(火曜日)午後2時から17名の方にご参加いただき、整理収納アドバイザー他多数の資格をお持ちの利弘育穂氏を講師に迎え、自宅で長く楽しく暮らすためのヒントを学び、自分自身に合った片付けを考えました。
整理と片付けの違いや、片付けに正解はない、一人ひとり違うこと、「知る(出す)」、「分ける(減らす)」、「しまう」、「時々見直す」のサイクルを繰り返すことをお話いただき、「生前整理チェックリスト」、「高齢期の暮らしチェックリスト」、「片付けで困っていることは何ですか?」の用紙にチェックや記入をしていき、現状を考える準備ができました。今現在チェックが入らなくても、近い将来チェックが入る項目や具体的に考えていなくて、記入できない項目がありましたが、考える練習をすれば脳は慣れていくとのこと、今日からスタートです。
休憩後、実際に色々な物を「好き」、「必要」、「迷い」、「手放し」などに分けるグループワークをしました。
12の項目(「食器」・「季節の飾り」・「溜まってしまうもの」・「重い調理器具」など)を一人ずつ読み上げて、それぞれの体験や実情を話ながら分類していきました。4つに分類できない物や迷う物は中間や保留で構わないので、分ける練習です。グループワークが終わったら先生の解説。「食器」は、若い世代が実家にあふれている物第一位に挙げているほど各家庭に多く、欠けている物(セット食器の枚数も含む)や何故か多い「しゃもじ」は処分、いつか使う予定の高級食器は、今使う。「溜まってしまうもの」は、調味料なら焼肉のタレに混ぜる、割り箸などは数を決めて残りは処分など12項目を解説いただきました。
シニアにとって大切なことは、自分の動きを最短距離でできる「動線」を確保すること。目線から膝までが収納のゴールデンゾーン。高いと届かない、低いとかがめない、加齢により年々ゴールデンゾーンは小さくなります。物を処分する費用も年々上がります。片付けしやすい洗面所から始めて台所と進めていきましょう。部屋を写真に撮ると今まで気付かなった欠点に気付けるとお話いただきました。ご自宅の収納方法やアルバムの整理術も参考になりました。(遺影用写真が最後にありました。)
参加者のアンケートの一部をご紹介します。
この講座に参加した理由をお聞かせください。
- 片付けができない。8名
- 終活・片付けが必要になってきた 5名
- 「片付け」全般に興味がある
この講座で生活に役立つ・参考になった内容をお聞かせください。
- 具体的な片付けの4ステップ
- グループで話し合ったことが気を楽にしてくれた
- 捨てられないものについて
- 安全に長く住むということ
- 片付けのポイントが聞けてよかったです
- 片付けの意味、片付けの仕方、アルバムを作る方法
- 片づけたいという気持ちが強くなった
- 全部
他に「悩んでいるのは自分だけではないと分かった」、「物を減らしたいと思った」や多くの「参考になった」とのご感想もいただきました。ご参加いただいたみなさん、利弘先生ありがとうございました。

