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収集作業中に火災 ごみの出し方・分別の徹底を
「もえないごみ・粗大ごみ」の収集中に相次いで収集車で火災が発生
令和4年11月15日(火曜日)に千代田南町地区内、11月17日(木曜日)に荘園町地区内と、相次いで「もえないごみ・粗大ごみ」の収集作業中に、ごみ収集車から火災が発生しました。
千代田南町地区内の火災はすぐに消し止められましたが、収集したごみの中から黒く焦げたリチウムイオン電池やモバイルバッテリーが見つかりました。
荘園町地区内の火災では、消防、警察が出動する事態となり、この火災では、原因と見られるスプレー缶等が見つかりました。
これらは、いずれも「もえないごみ・粗大ごみ」ではありません! 分別区分を守って出してください。
※荘園町地区内の火災の様子(令和4年11月17日)
ごみ収集車の構造上、直接荷台に消火剤を噴射しても火は消し止められません。燃えているごみを安全な場所に降ろしてから消火しなければならないのです。積み込んだすべてのごみを降ろす広くて安全な消火場所がない場合、車両ごと全焼してしまう恐れもあり、大変危険です。
また、ごみ収集車で火災が発生すると、車両が損傷するだけでなく、収集作業員の命にかかわったり、周辺を巻き込んだ大規模な火災になる恐れがあります。
さらに、そのあとの収集ルートを変更する必要が出るなど、収集時間が大幅に遅れることにもなります。
原因はカセットボンベやスプレー缶、リチウムイオン電池等
いずれの場合も、火災の原因調査により「もえないごみ・粗大ごみ」の中からスプレー缶やカセットボンベ、リチウムイオン電池等が見つかっています。
缶が裂けたり、黒く焦げているものもあり、この中のいずれかが今回の火災の原因だと考えられます。
※本市の火災で見つかったスプレー缶やカセットボンベ等
※発火原因となったコードレス掃除機のリチウムイオン電池 (出典 (公財)日本容器包装リサイクル協会)
ごみの分別にご協力をお願いします
中身が残っているスプレー缶やカセットボンベ等を「もえるごみ」や「もえないごみ・粗大ごみ」で捨てると、爆発・火災の原因となり大変危険です。 必ず中身を使い切り、「資源ごみ(カン)」で出してください。
リチウムイオン電池は家電量販店等の協力店や、市役所などに設置しているリサイクルボックス等に出してください。モバイルバッテリー、加熱式タバコ、携帯電話、スマートフォン、充電式の家電などにリチウムイオン電池が使用されていることがあります。
協力店の検索ができます<外部リンク>
正しいごみの分別は、資源の有効活用(環境にやさしい)だけでなく、安全な収集作業にも繋がります。市民のみなさまのご協力をお願いします。
(大量のスプレー缶(カセットガスを含む)、ライターを排出される際は、他のごみと分けて、推奨ごみ袋(白またはブルー半透明の袋)に入れていただけますと、より安全な収集作業に繋がります。)
今一度、ごみの出し方、分別の徹底にご理解・ご協力をお願いします。
過去の火災
令和3年11月5日(金曜日)南花台地区内で「もえないごみ・粗大ごみ」の収集作業中にごみ収集車で火災が発生し、警察、消防が出動する事態が発生しました。
※消火活動に追われる消防隊員
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