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【キックスレポート】第31回 おんなとおとこのワイワイあごら 池田理代子さん講演会
男女共同参画週間講演会
第31回 おんなとおとこのワイワイあごら 池田理代子さん講演会
テーマ:今こそジェンダー・レボリューション!
~世界の流れにキャッチ・アップ~
主催 teamあごら・河内長野市
令和5年6月24日(土曜日)キックス4階(イベントホール)にて、teamあごら・河内長野市主催の「池田理代子さん講演会」が開催されました。その様子をレポートします。
市長挨拶(パリ在住時代の話で盛り上がる) 講師の池田理代子さん
今回の講師、池田理代子さんと言えば、あの一世を風靡した「ベルばら」こと漫画「ベルサイユのばら」の作者で、昭和世代には説明のいらない有名人です。まだ女性の社会進出が低かった時代に、男性社会の中で女性リーダーとして活躍する男装の麗人オスカルの生き方を描き、ご自身も昭和の女性活躍の代表として昭和の時代を牽引されました。
清教学園高校インタ―アクトクラブの生徒たち インタビューの様子
今回の講演会では、新たな試みとして清教学園高校インタ―アクトクラブの生徒たちがインタビュアーとなって、その質問に池田理代子講師が答えると言う形式で行われました。Z世代と呼ばれる高校生たちが、率直に質問する姿が昭和世代の私達からみると清々しい気分になり、好感がもてました。この高校生達はひょっとしたらZ世代のそのまだ先を行っているのかも知れませんね。
全景 キックス1階(teamあごらの展示)
各国における男女格差を測るジェンダーギャップ指数の日本の総合順位は、先進国のなかでは最下位ですが、それでも池田理代子さんの幼少期のころから比べれば良くなったのかもしれません。当時は、見合い結婚が当たり前、女性が大学に行ったらお嫁のもらいてがなくなると言われる時代だったと、池田さんが述懐されていました。そう言えば、私が子供だった頃は、男が台所に入ると叱られたものです。そのころから考えれば、日本も良くなりつつあるかも知れません。こんなことを言うと、あなたは男性だからね!そんなことが言えるのでは?と揶揄されそうですね。
まだまだ、高齢者人口が多い日本ですが、性別を問わず家事育児を分担し、制度的にも育児休暇が取りやすくなって行くことが望まれます。そして、性的マイノリティも含めてジェンダーを気にせず、意欲のあるものが、活躍できる社会を急ピッチで作っていく時期に差し掛かっているのだと感じました。世の昭和生まれの高齢男子のご同輩へ、私たちも頑固な考えを捨て、変化の波に乗っていくべき時が来ているようですよ!
なお、キックス1階のホールでは、河内長野市男女共同参画推進条例などの展示が、イラスト付きで解りやすく展示されていました。機会があればぜひご覧ください。