本文
第2回キックス公演 郷土音楽演奏会が6月19日に開催されました。
第2回 キックス公演 郷土音楽演奏会 レポーター:ホームページ作成ボランティア らくがき
とき:令和4年(2022年)6月19日(日曜日) 10時~16時
ところ:イベントホール
今回は、民謡や尺八・三絃演奏だけでなく、洋楽や中国七絃琴をはじめ、韓国へグム演奏さらに舞踊やダンス、ミュージカル、詩吟などバラエティに富んだ演奏や演技を楽しませていただきました。
私達地球環境に生きる全人類は生命誕生から共通遺伝子を持ち自然淘汰を超越して今日がありますのですべての音楽演奏を楽しめます。
当日の様子を写真とともに曲名や演目など紹介させていただきます。多くの参加者が最後まで熱心に鑑賞しました。
河内長野市長の祝辞
1.オープニング尺八演奏 「鐘山会」
「早春賦」「さくら」「朧月夜」「夏の思い出」等
鐘山会による尺八と横笛による、耳馴染みのある曲が演奏されました。
2.お楽しみ 尺八の生演奏で歌う会 「奥河内追分大会」
多くの方に「奥河内追分」が歌われました。
~郷土民謡「奥河内追分」~
昔から現在の下里辺りで歌われていた「下里の小麦ひき歌」をもとに追分風に。
吉田鐘山氏が昔からの馴染みの調べで尺八のために編曲。
郷土音楽研究会が小麦刈等の語句を挿入して作詞。
熊井豊翠鶴氏の振付で郷土民謡「奥河内追分」「舞」として披露されました。
♪ここは河内の下里よ~♪に始まり、
八条女院、天野酒、千早・赤坂、夢の跡などの歌詞がでてきます。
歌謡吟、詩吟もあり、最後は酔登虎亭九鼠氏の舞踊 「忠治旅しぐれ」 で締めくくられました。
3.特別演奏 「錦生会&くすのか民謡くらぶ」
こちらも舞踊、民謡、民族舞踊、詩吟、歌謡曲など多岐に渡って楽しんでおられました。
舞踊 「松前祝い唄」
詩吟 「大楠公」
舞踊 「千曲小唄」
舞踊 「相馬盆唄」
民族舞踊 「安き節」 「どじょうすくい踊り」
舞踊「令和おどり」
4.特別演奏 「錦生会&くすのか民謡くらぶ」
歌謡曲 「夜来香」
舞踊 「黒田節」
歌謡曲 「夢のつづきを」
5.特別演奏 中国七絃琴「日本七絃琴文化協会」
最古の著名な「中国七絃琴」を演奏されました。
6.尺八&三絃演奏「鐘山会」
聴き覚えのある筝曲 「六段」や「祇園小唄」「奥河内和讃」が演奏されました。
7.特別講演ミュージカル「浦島太郎」
「南京玉すだれ」
休憩時間には「南京玉すだれ」を披露され、場を盛り上げていただきました。
8.特別演奏「韓国へグム演奏」
韓国民謡 「ペンノレ」 演奏 李美香へグム教室Hyang
9.ピアノ&尺八&サックス演奏
ピアノ協奏の音色と古代尺八の管楽器としての幅広い音質の流れは優美なものでした。
10.水墨画
尺八独奏「岩清水」 演奏 吉田鐘山 氏
11.尺八&詩吟&七絃琴「鐘山会」
尺八は東洋の管楽器です。
釈迦仏教伝来と共に遣唐使が伝えた古代尺八は、奈良正倉院蔵品尺八と同様式の尺八として名高く、一尺八寸の古代尺八を使って著名な中国の詩吟「陽関三畳」が演奏されました。
古代尺八を使って演奏される事は余りありませんので、貴重な機会でした。
尺八のルーツと思われるほぼ完全な破片がドイツの洞窟で発見されました。3万5千年前に鳥の骨やマンモスの牙で作られました。
遣唐使が持ち帰った古代尺八の音色と、調和のとれた現代の洋楽器との演奏は、管楽器、弦楽器の持ち味の認識を超えた、素晴らしい音の世界に聴かれてた入場者も魅入られた様子でした。
編集後記
郷土音楽研究会の鎌田静子氏、吉田鐘山氏から、市が中心になって河内長野特産物として下里地方の小麦を使った、パン、煎餅等の菓子類の製造販売、民謡CDの制作、大阪府下で名高い神社仏閣を資源として採用を試しては?というお話をいただきました。
昨年以来、コロナ感染対策で沈滞した経済効果回復には、今迄の既成観念に捉われずに、身近な出来ることから発足育成する事が肝要で、成果は付随してくるでしょう。