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教養講座 人には聞けないおしっこのお話し

印刷ページ表示 更新日:2017年9月7日更新
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「人には聞けないおしっこのお話し」講座のレポート

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2017年09月13日 19時50分 |くろまろ塾くろまろ塾運営ボランティア


皆さん、こんにちは!
くろまろ塾運営ボランティアの西岡です。
9月7日(木曜日)、医療連携講座-大阪南医療センター編-「人には聞けないおしっこのお話し」の講座(講師:上島成也先生)を受講しました。

上島先生
医療連携講座はいつも人気が高く、今回も受講者数約143名の参加があり、関心の高さが伺えました。
日本人は男性も女性もトイレが近くて困っている人はとても多いようです。
皆さんも、「トイレが近い、トイレまで我慢するのが大変」という症状(頻尿、尿意切迫感)や尿意を我慢できずに漏れてしまう(尿失禁)の症状があっても、人に言えずに我慢していませんか?
このような症状の多くは治療で改善できます。「年だから仕方ない」、「恥ずかしい」とあきらめずに、ぜひ一度勇気をだして受診してみましょう。
ひょっとしたら、なにかの病気の初期症状かもしれません。
運が良く、軽い症状だけであれば、お薬だけで、改善することも多いのです。旅行を諦めかけていた人も、行けるようになる可能性がまだまだありますよ。
軽い症状に効果のある骨盤低筋訓練(体操)もご紹介頂きました。

 

■過活動膀胱について

過活動膀胱

「過活動膀胱」とは、尿が溜まる前に自分の意に反して膀胱が収縮してしまう症状です。ところがこれは、周囲の人が考える以上に本人にとってつらいものです。
トイレの不安のために外出を控えたり、尿失禁してしまう自分がなさけなく思えたりします。
大きな病気ではないけれども、生活の質が低下してしまうことが、過活動膀胱の特徴です。

先ずは男女共、この1週間のあなたの症状を過活動膀胱症状質問票でチェックしてみましょう。
 

判定は、質問3が、2点以上で全体の合計点数が3点以上の場合、過活動膀胱の可能性があります(合計点数が5点以下は軽症、6~11点は中等症、12点以上は重症と考えられます)。

■男性は気をつけたい前立腺肥大
男性で、おしっこの時、残尿感を感じたり、尿の勢いがなくなったりしたら、前立腺肥大を疑ってみましょう。
55歳以上の男性5人に1人(約400万人)の患者さんがいるそうです。
また男性は、50歳を過ぎたら定期的にPsa検査を受けましょう。
血液検査で簡単に前立腺癌かどうかの判定ができますよ。

■女性特有の腹圧性尿失禁と骨盤臓器脱
40歳以上の女性の8人に1人が、腹圧性尿失禁を経験していると言われています。
また、特に経産婦は骨盤低筋が弱くなって、骨盤内蔵の下垂や骨盤臓器脱になりやすいと言われています。
気になったことありませんか?

■結論

会場の様子

おしっこの事で気になったら、「歳のせい」とあきらめず、ひとりで悩まずに早めに医師に相談しましょう。
河内長野市には、泌尿器科を掲げている医院は少ないですが、かかりつけの内科のお医者さんなどに先ずは診ていただきましょうね。

■質問タイム

質問の様子

今回は、受講者の関心も高く、「水分補給の程度」や「ホルモンや栄養との関係」など、個々人によって回答が変わるような質問も続出し、講座終了後も質問攻めの状況でした。
上島先生、大変勉強になりました、有難うございました。

受付


受講者が多かった受付の様子です。沢山のご来場有難うございました。