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大学連携講座―桃山学院大学編― 「転ばぬ先の…生きた法律講座Part2」生殖補助医療と法律上の親子関係

印刷ページ表示 更新日:2017年6月23日更新
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今年も「法律講座」が始まりました!

くろまろ塾運営ボランティア スタッフ2017年06月30日 9時 |くろまろ塾くろまろ塾運営ボランティア

会場様子

6月23日金曜日、大学連携講座-桃山学院大学編「転ばぬ先の…生きた法律講座Part2」が始まりました。
法律知識は、自分がその立場に置かれた時に、知っていると知らないでは大きな差になってしまいます。
次回以降の講座では、「認知症家族が他人に損害を与えた場合」、「インターネット犯罪・空き巣や放火」、「遺言相続と法定相続」が取り上げられています。気になるテーマがあったら、あなたも参加されては如何でしょうか?

さて、今回のテーマは、「生殖補助医療と法律上の親子関係」でした。
生殖補助医療技術の現状を伺うと同時に、主な裁判例として、
1.非配偶者間の父子関係、2.死後受精の場合の父子関係、3.代理出産(国内、海外事情)などを解説頂きました。
皆さんは、日本では、実の父親の精子を凍結保存してあった場合であっても、父親の死後に人工授精で生まれてきた子は、死後の父親との親子関係は認められないことをご存知でしたか?
また、海外で代理母に自分たちの子どもを産んでもらった場合でも、日本では分娩主義をとっているため、実の母子関係と認められないと云う事をご存知でしたか?

もし、これらの判断がぶれれば権利関係が大きく左右される場合が起こりますね。
さらに気になるのは、そうして生まれてきた子どもたちの気持ちはどうなのでしょうか?
実は日本で人工授精が始まったのは、慶応大学で、昭和24年に誕生したのが始まりだそうです。
そうした子どもたちが、もう立派な大人になって私たちの身近にいるかも知れませんね。

永水裕子先生
今回の講師の永水裕子先生は、民法と医事法の専門家で『子どもの医療と生命倫理』など本も多数執筆されています。都合で受講できなかった方や詳しく知りたいと思われた方は、著書を読んで見られるのも一方かと思います。
この日は、永水先生が各事例を流れるように丁寧に説明してくださり、受講者も聞き入っていました。
受講後の感想では、自分自身では遭遇しないケースも多かった事もあり、内容は難しかったねとの感想も聞かれましたが、やさしくかみ砕いた説明を頂けたので、受講後のアンケートでは、よく理解できたとの感想が多くありました。
ここで、いくつか受講者の生の声を紹介します。
「知らない世界を知れてよかったです。」
「思ったよりわかりやすく話して頂けたのが良かった。」
「先生の話がとてもわかりやすかったです。裁判所の役割もわかりました。ありがとうございました。」
「難しい問題ですが、よくわかる説明で、理解少しですが出来たと思います。」
「Aidに関する最高裁H25.12.10決定、最高裁でもこのような決定をするのですね。いいですね。」
「生殖医療の法律問題の問題点について考えるきっかけになった。」
「生殖医療に対して、法律が追いついていない気がした。」
「技術が先行して、今までにない父親は誰、母親は誰、という問題が出てきた。法律が追いついていない。議論が必要と思った」
「淡々と話されて、少し難しかった。スライドで説明して欲しかった。」

以上、くろまろ塾運営ボランティア広報担当の西岡が担当いたしました。

今回の講座でも「くろまろ塾運営ボランティア」受付担当のスタッフがサポートいたしました。


くろまろ塾運営ボランティアに興味をお持ちの方、是非仲間と一緒にサポートしてみませんか?
スタッフ一同お待ちしております!! m(_ _)m