松本工務店 松本 拓久様 箕浦 一憲様
松本工務店さん
松本 拓久様・箕浦 一憲様のお二人のかけあいが楽しくて。
アットホームな明るい松本工務店の職場で「こころ」の話を聞かせていただきました。
松本さんと箕浦さん。お二人は先代の親方の時代からの兄弟弟子。
先代の親方は、お二人に、「修行」とは「こころ」の修行だと教えました。
普通は、技術を磨く職人の世界、でも松本工務店では、修業時代、仕事に対する誠実さや、仕事に感謝する気持ち、すなわち「こころ」を学んだら、腕とか技術は絶対後からついてくるからと教わってきたと、お二人は伝えてくれました。
そして、その姿勢は、今の松本工務店の仕事の仕方にもあらわれています。
松本さんは、職人として、こういう形でしかやらない、これしかしたくない。と言う気持ちは、まったくないと言い切ります。
お客さんが喜んでくれるなら、どんどんいろんなことにチャレンジしたい。お客さんが、雑誌やインスタをみて、こんなことがしたいって言ってくれたら、それをとことん叶えたい。全然やりますって気持ちを大事に仕事にのぞんでいるとのことです。
お客さんの「こころ」に寄り添って仕事をしているお二人。
松本さん、松本工務店の目標は、間違いなく、河内長野ナンバー1の工務店。それも、ぶっちぎりナンバー1です。
その松本工務店には、お二人のほかに3人の社員(仲間)がいます。
松本さんは、僕の下に4人(箕浦さん以外に3人)いてるんですけど。その4人とも若くて仕事できるし、腕もあるので、そういうところを大事にしていきたいと熱く語ります。
一人は箕浦さんの祭りの後輩。箕浦さんが団長のときに、会計をやって、祭りの中でも一番信頼できる後輩が入ってきました。
そのあと、仲のいい工務店に働いていて、応援とかによく行ったり来たりしていた職人さんが、工務店のお親方さんがなくなられて、お世話になっていいですかと、松本工務店の扉をたたきました。
最後に大きなプロパンガス屋さんに働いていた松本さんのサッカーの後輩を、松本さんが2年間口説いて仲間になってもらったことをお聞きしました。
頼もしい仲間に囲まれた、松本さんが、今仕事で一番うれしいことは、お客さんと話したときに「あんたとこの職人ええ子らやな。」と言ってもらったときだそうです。
このインタビューの間、お二人の、ぼけとつっこみ、楽しいやり取りのなかに、熱い気持ち、真摯な仕事への姿勢を拝見しました。
そんな松本工務店で聞いた、どんな若者が、今、求められるのかという答えは・・・・
「それはもう絶対、謙虚で向上心のある人。その2つ、それが一番大事な気がする。
そして、志を高く仕事をした方が絶対にいい。仕事の楽しさがわかると思う。今の世の中の
働く側が守られている。いろんな議論もあると思うけど、休みを取ることも、その守られた環境に甘えるのではなくて、ホンマに志を高く仕事をした方が、楽しいことも悔しいことがいっぱいあるから、そっちの方が絶対にいいと思う。」
楽しく仕事をする。仲間を大切にする。当たり前にみえて、本当に大切ことを実践している松本工務店さん。
「こころ」を込めて仕事をしたら、仕事って楽しくなるんだな、そんなことを実感できたひとときでした。