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平成27年度「岩湧の森」魅力向上事業(協働事業)の取り組みについて
市では、平成26年度より、岩湧の森でNPO法人森林ボランティアトモロスと協働による取り組みを行っています。
平成27年度も引き続き、岩湧の森の魅力を高めるため、トモロス、四季彩館、農林課で協議しながら進め、トモロスのみなさんによって間伐などの作業をしていただいているところです。
今年度に行った、これまでの主な活動を紹介します。
四季彩館テラス下ヒノキ人工林間伐、玉切り、皮むき、集積
間伐の準備
危険を避けるため、慎重に準備します。
皮むきの様子
木の腐敗を防ぐため、早いうちに皮むきをします。
キレイな白い木肌が見えています。
平成26年度から続けていただいているこの作業によって、ほとんど景色が見えなくなっていた四季彩館からの眺めが改善され、PLの塔がテラスから見えるようになりました。
みはらしの道の間伐、除伐等
樹木が成長し、見晴らしが良くなくなっていた「みはらしの道」ですが、この作業により、下の入口(第3駐車場入り口)から尾根に出たあたりの景色がひらけ、ハイカーにも大変喜ばれています。
現場確認 間伐材選木 マーキング
藪を伐採しています
8月22日、23日には体験ボランティアの方も参加されました
間伐材を運搬するための設備、木馬道(きんばみち)も造られました
みはらしの道からもPLの塔が見えるように!これは誰も予想していませんでした
反対方向の視界も開け、四季彩館の屋根も見えるように!
視界が広がることにより、森のどの部分を歩いているかがわかりやすくなりました。
10月4日開催 岩湧の森まつりでの「森に学ぶ」森づくりデザインワークショップ
10月に開催しました「岩湧の森まつり」の中でトモロス主催の森づくりワークショップが実施されました。
台風によって木々が倒され、16年前にボランティアさんの手によって植樹が行われたすぎこだちの道の上の入口近くの広場の活用を考えていただくものです。
受講者は当日参加を含め約40名。
テーマは「16才の森をデザインする」です。
デザインする森を実際に歩く
講師 石丸京子氏(尼崎中央緑地 森づくりコーディネーター)
すぎこだちの道の入口近くの現場確認後、四季彩館にてこの場所の活用について各班で話し合い、トモロスのメンバーがファシリテーターとなり、みなさんに出していただいた様々なアイデアを取りまとめました。
みなさんよりいただいたアイデアは今後の活動の参考にさせていただきます。
危険木の伐採
登山道にかかる折れかかっている木など、危険な木の伐採作業を行っていただきました。
6月には、すぎこだちの道、みはらしの道、ぎょうじゃの道を2班に分かれての作業。
10月には、以前より気になっていた、いにしえの道のケケンポナシとせせらぎコーナーのサクラの木の伐採です。
倒木の恐れがあったいにしえの道の「ケケンポナシ」
登山客に配慮しながら伐採していただきました
せせらぎコーナー ヤマザクラの伐採
中心部から少し腐りかけていました
今後も岩湧の森の魅力をさらに引き出すため、協議を重ね、活動していきます。
平成27年度の活動はまだ続きますので、また報告させていただきます。