職員採用 能登半島地震 モックルMaaS ご遺族サポート窓口が予約制に ふるさと納税 内部統制
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河内長野市は、昭和29年4月1日に1町5村が合併して出発しました。その後の道のりは決して平坦ではなく、昭和30年代と40年代の2度にわたり、財政再建準用団体に転落しました。しかし、昭和40年ごろからの大規模な住宅団地開発が日本の経済成長とともにうまく機能し、昭和63年には10万人を突破するまでに人口が増え、子育て世代で賑わう市となりました。
その勢いは続き、人口は平成12年に12万3千人に達しましたが、少子化・人口減少の社会潮流とともに令和5年には10万人を切るまでに縮小しました。現在は高齢化の進展などの課題にも直面していますが、本市が誇れる特長として、犯罪発生率が府内33市最小の「安全・安心な市」、国宝・重要文化財数が全国15位の「文化財豊富な市」、あいっくをはじめ充実した子育て支援や英語教育などにも積極的に取り組む「子育て応援の市」が挙げられます。
市制施行70周年を迎えるにあたり、本市のまちづくりにご尽力されてきたみなさんに心から感謝するとともに、市民のみなさんが本市の良さを改めて認識し誇りに思っていただけることを願っています。
河内長野市は、平成6年4月8日に米国インディアナ州カーメル市と姉妹都市提携を締結し、今年で30周年を迎えます。カーメル高校と清教学園高校が姉妹校交流をしていたことがきっかけで、両市の交流が始まりました。この30年間、消防職員の交流、アートフェスティバルへの参加、日本庭園の建設、子どもたちによる絵画の交換など、様々な交流を積み重ねてきました。
カーメル市では、30周年を記念し、両市の食文化を紹介する料理本が発行されます。執筆するのは、カーメル市で生まれ育ったイーサン・マックアンドリュー氏で、料理の取材を通じて河内長野市内の各所を訪れ、市民と多岐にわたって交流を深めました。また、河内長野シティマラソンに参加するなど、本市のイベントにも積極的に参加し、今後も両市を結ぶ懸け橋として重要な役割を担ってくれます。
現在、本市が姉妹都市提携を締結しているのはカーメル市のみですので、この絆を今後も大切にしていきたいと思います。
6月2日午後5時、国道371号石仏バイパスが全線開通します。今から30年以上前の平成4年度に府が事業着手し、平成15年3月に美加の台駅近辺(石仏南交差点)から千早口駅近辺まで、平成30年9月に天見駅近辺までそれぞれ一部供用が開始されました。そして、このたび、新しい府県間トンネル「天見紀見トンネル」を含む区間が開通し橋本バイパスまで全線供用となります。
石仏バイパスを通って橋本市まで行きやすくなりますので、特に市南部にお住まいの方は、京奈和自動車道を利用する機会が増えるかもしれません。逆に、橋本市をはじめ和歌山県にお住まいの方が、府内の市町村に向かう際、石仏バイパスを利用する機会が増えるかもしれません。いずれにしても、交通量が増え、沿道がにぎわうことになりますので、その状況に合わせたまちづくりを推進していく必要があります。
本市は、府内43市町村の中で、中心部から最寄りの高速道路の入口まで最も遠いことが課題となっており、石仏バイパスの全線開通は利便性向上に寄与することになります。
河内長野市は、平成22年3月、芝田前市長の時に教育立市宣言を行い、和田前教育長、松本教育長をはじめ、教育委員会のみなさんが中心となって、学校教育の内容充実と環境整備に注力してきました。
例えば、教育メディアセンターの支援の下、JICAなどと連携し、テレビ会議システムを使った各国との交流など、ICTを活用した授業を展開してきました。1人1台コンピュータ端末環境の整備も、近隣市町村より早い段階で実現されました。また、平成30年に始まった英語村構想事業も、英語村イベントや英検公費受験の実施など年々拡充してきました。
令和元年には、全小中学校普通教室にエアコンが設置され、令和7年までには全体育館に空調設備が設置される予定です。さらに、令和9年には、新学校給食センターが整備され、中学校全員給食が開始される計画です。
施設一体型小中一貫教育推進校や、小学校・公民館複合化など、時代の流れとともに学校教育施設も変化していきます。河内長野で生まれ育った子どもたちが、世界へと羽ばたき活躍することを期待しています。