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市長コラム(令和3年度)

印刷ページ表示 更新日:2022年3月1日更新
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 このページでは、私の想いを市民のみなさんと共有できればと考え、定期的に発信してまいります。

 

新たな時代の保健センターに(令和3年4月)

 4月から、大阪南医療センターの敷地内に、保健センターと休日急病診療所、子育て世代包括支援センターの機能を集約した新保健センターを開設します。

 私は50年以上前に大阪南医療センターの前身である国立大阪南病院で生まれました。その当時の人口は5万人で、現在の約半分でした。

 その後も、ベッドタウンとしての開発が進み、人口は平成12年に12万3千人まで増加しましたが、それをピークに減少に転じ、少子高齢化が進んでいます。

 行政は社会のニーズに合わせて、まちづくりを実践する必要があり、現在、本市では、子育てしやすい環境づくり、医療体制の充実、健康づくりや介護予防の推進など少子高齢化社会に対応したまちづくりに力を入れています。

 今後、新保健センターを拠点に、救急医療体制の充実、母子保健事業や健康増進事業、感染症対策などで医療機関との連携強化に努め、あらゆる世代の皆さんが心身ともに健康に生活できる、そんな心豊かなまちづくりを構築してまいります。

 

新地域まちづくり支援拠点がオープン(令和3年5月)

   昭和47(1972)年に開業したイズミヤ河内長野店は、本市における大規模小売店舗の先駆けといえる存在でした。4階がボウリング場だったことを覚えている方もおられると思いますが、その後、時代とともに変化を重ね、4月に新たな地域まちづくり支援拠点「イズミヤ ゆいテラス」へと発展を遂げました。

 4階フロアは「おおさか河内材」をふんだんに使い、窓は大きく明るい開放感のある空間となり、本市社会福祉協議会を中心に、地域福祉や市民公益活動の拠点として機能します。テレワークや自習にも使えるコワーキングスペースも併設しています。

 今後は、南花台地域で培ってきた公民連携事業の横展開を図り、地域の方々と関係を深めながら、少子高齢化社会に対応した支援を行っていきます。

 ここは長野公園に隣接し、自然も豊か。何より商業施設内にあるので快適で便利です。河内長野駅から近く、駅前の子ども・子育て総合センター「あいっく」と併せて本市の魅力を感じる空間になることを期待しています。

 

スムーズで安心なワクチン接種のために (令和3年6月)

   本市での新型コロナワクチンの接種方法は、基幹病院を含めた市内医療機関54か所(5月10日時点)での個別接種と、新旧保健センターでの集団接種の2つがあります。持病やアレルギーなどをお持ちの方は、病状を把握しているかかりつけ医での個別接種が安心かと思いますが、どちらを選択いただいても構いません。そのほか、高齢者施設入所者向けの巡回接種も行っています。

 本市のワクチン接種の特徴は、高齢者向けに接種会場までの移動を支援する「高齢者バス・タクシー共通乗車券」2往復分を接種券に同封していることと、市薬剤師会のご協力のもと、予診票をかかりつけ薬局にも配置し、書き方の相談ができる態勢を整えていることです。

 現時点では、接種を望む高齢者の多くが未接種の状況ですが、政府の目標では、7月末までに高齢者のワクチン接種を完了させたいとのことです。本市では、迅速に安心して接種いただけるよう取り組んでいきます。

 なお、ワクチン接種で感染を完全に防げるわけではありませんので、引き続き感染予防対策をお願いします。

 

東日本大震災発生から10年を経て(令和3年7月)

   東日本大震災が発生して10年が経過しました。原発事故も重なり大変な惨事となったことは、まだみなさんの記憶に新しいことでしょう。その後、震災を教訓とし、全国で防災への取り組みがさらに活発となりました。

 震災発生時、私はまだ市長に就任していませんでしたが、被災地に駆けつけた市民や職員の話をよく伺いました。特に、本市は岩手県大槌町の支援を集中的に行い、現在でも「大槌町を支援する河内長野市民の会」の方々を中心に親交が続いています。

 私も、公務としてではなく個人的な思いで大槌町を二度訪問しました。一度目の訪問では、まだ全壊した旧庁舎が残り、津波の恐ろしさを肌で感じました。二度目には、希望あふれる強靭なまちづくりを見ることができましたが、震災で故郷を離れた人たちの多くが戻らないという苦悩も聞きました。

 これからの季節は、台風など自然災害への警戒が必要です。「天災は忘れたころにやってくる」とも言います。本市は府内で最も地盤が強いとの民間会社の調査結果もありますが、防災に関しては「備えあれば憂いなし」で取り組んでいきましょう。

 

地域経済活性化に向けて(令和3年8月)

 今年に入り、長期間にわたり緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されました。大阪府ではこの間、新型コロウイルス感染防止対策を最優先とし、飲食店などに対して営業時間短縮などの協力要請を行い、また、人数制限など感染防止対策を十分に行うことを求め経済に大きな影響がありました。

 本市では、引き続きワクチン接種の実施など感染防止に努めるとともに、地域経済の活性化を図っていきます。その一つとして、コロナ禍で影響を受けた飲食店をはじめとする多くの事業者を支援するため、前回好評でした「ペイペイ20%還元キャンペーン」を8月に実施します。

 キャッシュレスでの買い物は、非接触により感染防止につながり、手間暇という点においても効率的です。私は、コロナ禍の影響を受けていそうな業種を中心に、上限いっぱいまでキャンペーンを利用しようと思っています。このキャンペーンを機に、本市における消費喚起が促され、地域経済が活性化することを願っています。

 

認知症への理解を深めましょう(令和3年9月)

 本市では、認知症への知識や理解を深めるため、様々な施策を実施してきました。まず、平成29年度に、市職員全員を認知症サポーターとして養成する取組を始めました。平成30年度からは、子どもたちが思いやりの心をもって認知症の方々と接することを目標に掲げ、全中学校7校の1年生を対象に、認知症サポーター養成講座を実施しています。

 そして今年7月1日、認知症への取組先進市として、府内で初めて「認知症と共に生きるまちづくり条例」が施行されました。

 高齢化社会が進むにつれ、私の周りに認知症の方々が増えてきました。誰もが認知症になる可能性がありますが、認知症予防に向け、普段の食事や運動など生活習慣を今一度見直すことなどが大切と言われています。また、認知症になっても、本人を取り巻く環境によっては進行を遅らせることができます。

 認知症の知識が十分あると認知症の人の行動を理解でき、介護しているご家族や周りの方々の苦労も理解できるようになるので、認知症サポーターが増えることを願っています。

 

運動のすすめ(令和3年10月)

  「コロナ太り」という言葉に代表されるように、自宅で過ごす時間が増え運動不足の方も多いと思われます。「運動の秋」の到来ですが、「ウィズコロナ」の時代では、感染予防策を講じたうえで運動習慣を考え直す必要があります。

 以前、健康アプリ「アスマイル」をお勧めしましたが、河内長野市では、現在3000人以上の方が登録し活用されています。このほかにも、民間企業が無料で開催する「オクトーバー・ラン&ウォーク」というイベントがあります。これは、10月の1か月間、ウォーキングの歩数やランニングの距離を全国の参加者とオンラインで競うものです。私はランの部に参加し、月間走行距離300キロを目指します。そして、来年1月16日には、3年ぶりとなる「河内長野シティマラソン大会」を開催する予定で、私はすでにエントリーしました。

 歩く・走る以外にも、ゲートボール等の球技大会に参加するなど仲間と楽しみながら運動する方法もたくさんあります。コロナ禍はしばらく続きそうですので、感染予防だけでなく、工夫をしながら運動習慣にも気を配りましょう。

 

文化財を活かす(令和3年11月)

 河内長野市には、たくさんの文化財が残っています。金剛寺や観心寺を中心に、国宝8点、重要文化財77点の計85点があり、全国1718市町村(東京23区を除く)の中で15番目の多さを誇ります。これらの文化財は、市の観光資源として国内外からの観光客誘致や地域活性化に貢献しているほか、3つの「日本遺産」の認定に貢献し、郷土愛を深めることにもつながっています。

 文化財は日本遺産認定を契機に、観光以外の目的でも活用され始めています。たとえば、金剛寺多宝塔は、健康推進の啓発のため、乳がんの早期発見・治療をめざす「ピンクリボン運動」の一環としてピンク色に、また、医療従事者への感謝を示すため、青色にライトアップされました。そして、今年は新たに、DV根絶を啓発するため紫色にライトアップされます。

 他にも、芸術の舞台として、金剛寺と観心寺の文化財を背景とした光と音のタペストリー「奥河内音絵巻」が開催されました。

 これからも、寺社などの協力を得ながら、本市の文化財を様々な目的に活かしていきたいと考えています。

 

地域における公共交通機関の重要性(令和3年12月)


 75歳以上になると、運転免許証更新の際、認知機能検査の受検が必要となりますが、検査で問題がなくても、免許証の自主返納を考え始める方もおられるのではないでしょうか。免許証を返納すると、移動が困難になり日常生活に影響が出ることが考えられます。一方、車に乗り続けると、注意力不足で事故を起こしてしまう可能性も否定できません。そのような場合、地域に路線バスなどの公共交通機関があると安心です。

 楠ケ丘には地域乗合タクシー「くすまる」があり、運行開始から10年を迎えました。タクシーと言っても停留所間の移動のため、路線バスと変わりありません。運行には地元自治会が全面的に支援し、半額で乗車できる日を設けるなど、利用促進に向け様々な取り組みをされています。日本全体が高齢化・人口減少社会に向かう中、地域を挙げた「くすまる」の取り組みは、全国的にも注目されています。

 公共交通機関の維持には、一定の利用者数が必要で、地域ぐるみの取り組みが大切となります。みなさんも、毎月ノーマイカーデーを決めるなどして、公共交通機関を利用してみませんか。

 

かんがい施設遺産を後世に(令和4年1月)


 寺ケ池・寺ケ池水路が、11月26日に「世界かんがい施設遺産」に登録されました。歴史遺産というと、神社や寺院といった文化遺産が注目されがちですが、人々の暮らしを大きく変えた先人たちの努力の賜物である土木遺産にも目を向けていただきたいと思います。

 私も40数年前に学びましたが、河内長野市では、小学4年生の社会科の授業で、副読本を通じて寺ケ池と寺ケ池水路について学習します。寺ケ池のため池築造と、石川の水を日野から寺ケ池まで全長約8・2キロにわたって引く寺ケ池水路が築造されたのは江戸時代初期のことで、延べ4万人の労力が必要となる大掛かりな土木工事だったとのことです。しかし、そのおかげで、農産物の収穫高は約100倍に増え、今もなおその恩恵を受けています。

 今回の申請のきっかけは、「市長とのおしゃべり集会」での市民の方からのご提案でした。寺ケ池・寺ケ池水路は、人が立ち入ることができない箇所がたくさんあるため、すべてを観光振興に活かすことはできませんが、先人たちの努力をたたえ、土木遺産の保全に努めたいと思います。

 

地域経済活性化に向けて(令和4年2月)


 電子地域通貨「モックルコイン」をご存じでしょうか。市内の加盟店で買い物や飲食をする際、カードやスマホアプリで使うことができます。モックルコインは、政府のコロナ対策交付金を活用し導入しましたが、主な目的は、非接触型キャッシュレス決済による感染症防止対策と、市内限定使用による地域経済の活性化です。

 モックルコインは、対象となる観光キャンペーンや健康づくり活動、地域活動などに参加することで入手できます。たとえば、昨年開催された「水辺クリーンアップキャンペーン」では、参加者全員に1000円相当のポイントを付与しました。ボランティア活動への対価としてモックルコインが付与され、それを使用することで、活動と地域経済の活性化につながる、まさにお金の地産地消です。

 昨年は、多くの自治会や地域まちづくり協議会が、地域まちづくりポイント事業にご参加くださり、様々な活動に対してモックルコインを付与しました。今後も、市民の地域活動や健康づくりを促すとともに、市内の経済循環の創出を図ります。

 

おおさか河内材を使いましょう(令和4年3月)


 「おおさか河内材」は、本市と千早赤阪村、河南町産で、年輪の間隔が狭く木目が均一で美しく、強度や耐久性に優れた良質な木材です。本市は、市域の約7割が森林で、約7割が杉とヒノキの人工林のため、おおさか河内材が豊富にあります。一昔前、国内の木材は燃料や建築などに重宝されました。しかし近年、木材以外のもので代用するほうが利便性や価格面で好まれ、低価格の外国産木材の使用が増えたこともあり、国内産の需要は減っています。

 そのような中、「ゼロカーボン」を目指す本市では、国の森林環境税や森林環境譲与税、ふるさと納税による財源を活用し、森林整備や木材の利用促進などを進めています。また、おおさか河内材の利用を促進する補助金制度も設けました。

 現在、市役所やあいっく、河内長野駅、イズミヤゆいテラス、スターバックス コーヒー 河内長野高向店などで使用されています。このような場所を訪れ木のぬくもりに触れることで、みなさんがおおさか河内材に親しみをもっていただけることを願っています。