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平成30年 年頭のごあいさつ

印刷ページ表示 更新日:2018年1月1日更新
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スマートシティ 実現の年へ

市長 島田智明

阪和学園理事長杯サッカー大会

 あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 市長に就任してから二年目を迎え、日ごろより多くの方々からご支援、ご協力いただき、心より感謝申し上げます。

 さて、昨年一年間の出来事を改めて振り返りますと、旧南花台西小学校跡地を活用した錦秀会看護専門学校の開校に始まり、「奥河内くろまろの郷」の道の駅登録、観心寺恩賜講堂の重要文化財指定、金剛寺本尊の国宝指定など、市民のみなさんのお力添えで、いくともの取り組みが実を結んだ年でした。

 また、市民のみなさんと直接、対話する機会が必要と考え、市内13の小学校区ごとに「おしゃべり集会」を開催しました。参加者のみなさんからは有意義なご意見やご提案を頂戴し、市政運営に大変役立ちました。

 一方で、10月の台風第21号および第22号により被災された方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

 市では、昨年度より資源を活かして工夫を重ね、新たな価値を創造するまち「スマートシティ」の実現に向けて、「スマートライフ」「スマートツーリズム」「スマートガバメント」の3つを柱に施策を推進しています。そこで新年のはじめにあたり、今年の主な取り組みを紹介します。

快適に暮らせるまち(スマートライフ)

 本市における昨年1年間の犯罪発生率(人口10万人あたりの刑法犯認知件数)は、府内33市で最も低い結果となる見込みです。「府内一、安全・安心なまち」という魅力を今後も維持していくため、地域の見守り活動への支援や、警察などとの連携強化を進めます。

 また、災害時においても安全・安心なまちづくりを推進するため、災害に備えた体制の充実や防災意識の啓発などに取り組みます。加えて、他自治体や事業者など多種多様な相互連携関係を築き、災害に強いまちを目指します。

 さらに、多世代が快適でいきいきと暮らせるよう、南花台スマートエイジング事業の取り組みを拡充し、周辺地域との交流・連携を図ります。

観光で訪れるまち(スマートツーリズム)

 昨年は、「楠木正成・正行ゆかりの地」として日本遺産認定を目指しましたが、残念ながら認定には至りませんでした。そこで今年は、市内にある国宝や重要文化財の多くが中世の歴史遺産であることに着目し、観心寺と金剛寺を軸に「中世に栄えたまち」として日本遺産認定に挑み、観光振興と地域活性化につなげます。

 また、「楠公さん」大河ドラマの誘致に向けて、市民との協働組織を立ち上げ、実現を目指します。

 そして、それらをつなげる基盤として、大阪南部高速道路(大南高)や、堺アクセス道路の実現にも一歩ずつ近づけていきたいと考えています。

効率的で便利なまち(スマートガバメント)

 今年度、総務省が実施する業務改革モデルプロジェクトの採択を受け、庁内のすべての事務を対象とした業務改革に取り組んでいるところです。事務の流れや人員配置の見直し、アウトソーシング(外部委託)化の検討などを進め、より効率的・経済的な行財政運営を実現します。さらに、窓口での待ち時間の短縮を図るほか、総合窓口の設置などを検討し、サービスの向上につなげます。

 また、市の歳入確保の方策として、ふるさと納税制度を最大限活用し、返礼品の充実と発信力の強化を図り、寄附額をさらに増やしていきたいと考えています。

 結びに、本年も市民のみなさんが健やかに、明るい一年をお過ごしになられますよう祈念しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。