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平成29年 年頭のごあいさつ

印刷ページ表示 更新日:2017年1月1日更新
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未来への改革元年 スマートシティをめざして

市長 島田智明

いのちはぐくむ交流事業

 あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年、多くの市民のみなさんよりご信任を受け、市長に就任いたしましてから、市政改革に対してたくさんのご期待をお寄せいただき、改めて市長という職責の重さを感じております。市民のみなさんの「未来への改革」に対するご理解に、心よりお礼申し上げますとともに、市職員一丸となって改革を進めてまいりますので、引き続きのご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 本年度より、本市の新たなまちづくり指針である第5次総合計画が始まりました。人口減少や少子高齢化が大きな課題となる中、本市の将来都市像である「人・自然・歴史・文化輝くふれあいと創造のまち 河内長野」の実現に向けて取り組んでまいります。また、資源を活かして工夫を重ね、新たな価値を創造するまちを「スマートシティ」と位置付け、「スマート」をキーワードに、以下を三つの柱として、人々に「選ばれる」まちづくりを推進してまいります。

  1. 定住人口の維持を目指した「スマートライフ」
  2. 交流人口の増加を目指した「スマートツーリズム」
  3. 行財政改革の推進を目指した「スマートガバメント」

快適に暮らせるまち(スマートライフ)

 まず、定住人口の維持に向けて、働きながら子育てする世代が「本市で子どもを産み、育てたい」と思えるよう、保育や教育環境を整備します。そのため、認定こども園の整備など、子ども子育て支援事業を総合的に推進し、学校にエアコンを設置するなど、子どもの健やかな成長と学力を伸ばす環境づくりにも取り組みます。

 また、多世代が支えあう暮らしを目指し、新たに親と同居・近居する子育て世帯などへ住宅補助を提供します。併せて、あらゆる世代がいきいきと暮らせるよう、南花台を中心に展開するスマートエイジング事業などを拡充し、地域社会の新しい仕組み作りにも取り組みます。さらに、地域の防災・防犯活動を支援し、みなさんとともに安全・安心な暮らしづくりを推進します。

観光で訪れるまち(スマートツーリズム)

 次に、交流人口の増加に向けて、豊かな歴史・文化遺産や自然を活かし、国内外からの観光客を誘致し、賑わいに繋げます。このため、「奥河内くろまろの郷」を道の駅に登録するとともに、大阪府立花の文化園などと連携してエリア全体を活性化し、体験型観光の拠点づくりを推進します。

 また、広域的な観光振興と地域活性化を図るため、楠木正成(まさしげ)・正行(まさつら)親子をテーマに、関係市町村と連携して日本遺産への認定を目指し、新たな魅力を創出します。さらに、大阪南部高速道路や堺市へのアクセス道路の整備推進などにより、新しい人の流れを促進する交通インフラの実現を目指します。

行財政の効率的なまち(スマートガバメント)

 最後に、行財政改革の推進に向けて、民間企業における経営管理手法を地方自治体運営に活かしていきます。業務改善の方策であるPDCAサイクルなどの組織マネジメント手法、本市や本市の産品をブランド化するためのマーケティング技法、複式簿記や発生主義などの企業会計手法を取り入れた新公会計制度などを導入し、効率的・経済的な行財政運営を推進します。

 結びに、みなさんにとりまして、本年が輝かしい希望にあふれた一年となりますよう、心よりご祈念申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。