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令和3年 年頭のごあいさつ

印刷ページ表示 更新日:2021年1月1日更新
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スマートシティ 次なるステージへ

市長 島田智明

昨年延命寺などで行われた「いい鬼の日」関連イベントにて

 

 あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年、市民のみなさんよりご信託を受け、市長に再び就任いたしまして、改めてその責任の重さを痛感しているところです。

 振り返りますと、私は、平成28年8月の市長就任以来、資源を活かして工夫を重ね、新たな価値を創造するまち「スマートシティ」の実現に向けて、奥河内くろまろの郷の「道の駅」認定をはじめ、全小中学校普通教室へのエアコン設置、高齢者お出かけ支援の実施など、一歩ずつ市政を推進してまいりました。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた一年となりましたが、コロナ禍においても、「女人高野」「葛城修験」と市内で2つ目、3つ目の日本遺産認定や、映画「鬼ガール!!」公開に合わせたプロモーション、府内トップクラスの早さでの1人1台コンピュータ端末の学習環境整備、市民総合窓口の設置による市役所窓口サービスの拡充など、着実に取り組みを進めました。また、特別定額給付金を迅速に支給するとともに、プレミアム付商品券をはじめとして、感染症の影響を受けた市民や事業者のみなさんを支える幅広い支援を実施しました。

 本年も、感染症の見通しが立たない中ではありますが、コロナ禍において、働き方や居住地選択に変化が生じており、この機会を活かし、人々に選ばれるまちづくりを推進するため、「スマートシティ」の実現に加速度的に取り組んでまいります。

快適に暮らせるまち 「スマートライフ」

 健康と医療については、4月に、大阪南医療センターの敷地内において、休日急病診療所、保健センターおよび乳幼児健診センターの3施設を集約した「新保健センター」を開設し、医療体制の充実を図るとともに、医師会などと連携して市民の健康増進に取り組んでまいります。

 また、南花台地区で進む移動支援サービスについて、自動運転を導入し、取り組みを拡充するとともに、先端技術と規制緩和の活用により、市民の生活の質を高め、「豊かな生活」を実現するまちづくりを進めるため、国が進めるスーパーシティ構想の区域指定を目指します。加えて、民間事業者との連携によるまちづくりの新たな取り組みとして、イズミヤ河内長野店4階に「地域まちづくり支援拠点」を整備し、多世代が交流するまちづくりを推進します。

 教育については、子どもたちの英語コミュニケーション能力の向上を目指し、「英語村構想」など英語教育のさらなる充実を図ります。また、学校の小規模化に対応するため、まずは、南花台地区において、施設一体型小中一貫教育推進校の取り組みを進めます。さらに中学校全員給食の実現に向け、調査研究します。

観光で訪れるまち 「スマートツーリズム」

  昨年までに認定された3つの日本遺産を最大限活用し、関係自治体と連携しながら事業を展開するとともに、64市区町村が参加する「楠公さん」大河ドラマ誘致協議会を中心として、寺社や民間企業・団体から成る楠公ツーリズム推進協議会と一緒に、大河ドラマの実現を目指します。また、昨年導入した電子地域通貨「モックルコイン」を活用した観光プロモーションを実施し、観光振興につなげます。

 さらに、道の駅「奥河内くろまろの郷」のさらなる活性化を図るとともに、新型コロナウイルス感染症の影響で本年度は開催できませんでしたが、市外からの参加者を促進するスポーツツーリズムを意識した大会として、新たな形での河内長野シティマラソンの開催を予定しています。

効率的で便利なまち 「スマートガバメント」

 昨年導入した、窓口業務などのアウトソーシングの範囲を拡大し、各窓口の連携強化により、市民サービスを向上させ、事務の効率化を図ります。また、ふるさと納税やネーミングライツの拡大、市有財産の売却などにより歳入確保に努めるとともに、公共施設の再配置を進め、持続可能な行財政運営を継続します。

 さらに、利便性を向上させる大阪南部高速道路(大南高)や堺アクセス道路などの実現を目指すとともに、産業用地の確保に向けた取り組みを進め、商工業の発展を支援します。そして、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、感染状況や国・府の動向を注視するとともに、ワクチン接種への対応も念頭に、迅速に対策を実施してまいります。

 結びに、市民のみなさんが、健やかに明るい一年をお過ごしになられますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。