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市長コラム(令和2年度)

印刷ページ表示 更新日:2021年3月1日更新
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 このページでは、私の想いを市民のみなさんと共有できればと考え、定期的に発信してまいります。

一丸となって感染症予防を(令和2年4月)

 市民のみなさんには新型コロナウイルス感染症拡大防止にともなう対策において、ご不便をおかけし、申し訳ございません。感染拡大を未然に防ぐために対策本部を設置し、市長として苦渋の決断を致しました。

 特に、市立幼小中学校の臨時休業では、保護者の方々に、子どもの昼間の居場所確保について冷静なご対応とご協力を頂き、心より感謝申し上げます。公共施設の休館、市主催のイベントの中止・延期など、各団体・事業者のみなさんにもご協力を賜りお礼申し上げます。

 この未曽有(みぞう)の危機を乗り越えるには、今こそ一人ひとりが一丸となった感染予防が必要です。手洗いやうがい、咳エチケットなどの感染対策を行ってください。そしてネットやSNSの情報の中には悪質なデマもあるため、冷静に行動することが大切です。私を先頭に市の窓口職員も感染予防と感染拡大防止のため、できるだけマスクを着用し、手洗い・うがいに努めています。

 一日も早く安心できる生活に戻れるよう、引き続き、みなさんのご理解とご協力をお願い申し上げます。

今こそ助け合いが必要です(令和2年5月)

 地元企業や市民の方から不足しているマスクや除菌シート、消毒液などを無償提供いただきました。また、新聞販売店には感染症対策の啓発チラシを無償配布いただきました。市を代表して心より感謝申し上げます。

 物資やサービスを提供いただいた方々とお話していると、「こんなときこそ助け合いを」という熱い思いがひしひしと伝わってきます。医療や福祉を支える方々への感謝とともに、感染症ではなく助け合いの心を広げていきたいと思います。

 現在、府の緊急事態措置により市民のみなさんには外出自粛などを要請しています。やむを得ず外出する際は、感染防止策を講じて最小限の人数で行動し、医療品などの買いだめは控えてください。また、自宅で過ごす時間が増えているため、振り込め詐欺や還付金詐欺にもご注意ください。

 引き続きご不便をおかけしますが、家族をはじめ大切な方の命を守るために、より一層の感染予防と正確な情報に基づく冷静な対応をお願いします。

 今こそ、市民一丸となって未曽有(みぞう)の危機を乗り越えましょう。

コラムの休載について(令和2年6月~9月)

 いつも市長コラムをご覧いただき、ありがとうございます。令和2年6月から当面の間、コラムを休載いたしますので、ご理解たまわりますよう、お願いいたします。

映画で地方創生を(令和2年10月)

 近年、民間主導で、映画による地域活性化の動きが日本全国で盛んに見受けられます。河内長野市では、昨年本市を中心に富田林市や千早赤阪村で映画「鬼ガール!!」の撮影が行われました。

 10月9日から上映されるこの映画には地元有志による実行委員会や各種団体、事業者などが撮影に協力しました。そして市内各所でロケが行われ、多くの市民が出演していることがこの映画の特徴です。

 先日、公開に先立ち、試写会に招待いただきました。学校生活が舞台の青春物語で、若者向けではありますが、大人も楽しめる構成となっており、地域ボランティアを含め、制作スタッフの並々ならぬ熱量を感じさせる映画です。また、普段何気なく訪れている市内の各所が、魅力的な場所として映るのがなんとも不思議で、お気に入りのシーンもできました。

 市内の様々な場所で、「鬼ガール!!」のポスターやのぼりを目にします。地域の盛り上がりとともに、市も応援しているこの映画が話題となり、多くの方が市内のロケ地を訪れ、河内長野を好きになってくださることを願っています。

プレミアム付商品券で地域活性を(令和2年11月)

 コロナ対策として、政府の地方創生臨時交付金を使用し、様々な取り組みを行ってきましたが、何と言っても目玉はプレミアム付商品券です。地域の消費喚起を目的としており、仮に全市民が購入し使用してくださるとすれば、1万円×10万人で10億円の直接効果があり、経済波及効果としては、それが2~3倍に膨れ上がると見込んでいます。

 私は、河内長野産の果物や野菜を中心に飲食料品を購入し、飲食店で外食しようと考えています。普段の買物に商品券を使用する方が多いかもしれませんが、7千円分のプレミアムが付いていますので、地域活性化のためにも、地元の商品やサービスに利用しませんか。

 9~10月に実施したキャッシュレス決済サービスPayPayの20パーセント還元キャンペーンは、小型店中心でしたが、プレミアム付商品券に関しては、使いやすさを重視し中大型店も対象となっています。

 また、コロナ禍で大きな影響を受けているバス、タクシーに関しても、運賃が安くなるプレミアム事業を実施しています。商品券での買物や外食の際には、ぜひお得なバス・タクシーチケットをご利用ください。

今こそ河内長野の良さをアピール(令和2年12月)

 新型コロナウイルス感染防止のため、新しい生活様式が推奨される中、住宅購入のニーズが変化しています。

 特に在宅勤務や外出自粛によって、自宅で家族と過ごす時間が増えたことで、都心部のマンションよりも、郊外の一戸建てが好まれる傾向にあり、地価が高い阪神間や北摂地域に比べ、価格が手頃な大阪南部や奈良北西部に注目が集まっています。

 例えば、ある住宅検索サイトでは、コロナ禍が深刻になる前後(今年1月と8月)を比較した新築一戸建ての検索上昇ランキングにおいて、本市が関西で第一位でした。今、まさに自然や歴史、文化に恵まれた本市の住環境が注目されています。

 一方、都市に対する市民の誇りを指す「シビックプライド」という言葉が最近使われています。これは地域への愛着だけでなく、自らが関わって地域を良くしていこうという意識のことで、全国で上映され注目を集めた映画「鬼ガール!!」からは、市民のみなさんの「シビックプライド」があふれ出ていました。

 これらを契機として、市民のみなさんと共に、本市の魅力を発信していきたいと考えています。

一年の計は元旦にあり(令和3年1月)

 一年の計は元旦にありと言うことわざがあるように、私は毎年目標を設定し、達成に向け計画・実践してきました。今年の計画は、昨年6月に日本遺産に認定された「女人高野」の4寺院と「葛城修験」の28経塚全てを訪れることです。

 本市の金剛寺、高野町の女人堂、九度山町の慈尊院、宇陀市の室生寺で構成される女人高野は夏までに、役行者(えんのぎょうじゃ)がお経を埋納したと伝えられる葛城経塚二十八宿は今年中を予定しています。

 和歌山の友ヶ島から大和川に続く修験道。千年以上の時を超え受け継がれてきた経塚の中には、過酷なルートもあります。そのため服装などの装備や水・食料の確保、ルートの確認といった入念な準備・計画が必要です。コロナ禍が続いていますので、感染症対策を徹底することも忘れてはいけません。コロナの影響で思うように計画が進められないかもしれませんが、あきらめず工夫し目標達成に向け実践していきたいと思います。

 市民のみなさんも「今年は○○を達成するぞ!」という強い思いを持って、個々の目標を達成し充実した一年を過ごしましょう。

鬼のようにがんばります!(令和3年2月)

 節分には、「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆まきをする風習が昔からあります。「鬼は外」に代表されるように、鬼は悪者、邪気、追い払う対象とばかり思っていましたが、地方創生ムービー「鬼ガール!!」を観て、改めて鬼の存在について考える機会を得ました。

 鬼は伝説上の存在ですが、日本全国に鬼伝承があることから身近な存在であるのは間違いありません。河内長野にも鬼住村が存在したように、鬼伝承がありますが、映画に描かれているように、決して悪の存在として扱われていません。鬼のことわざもいくつもあるように時代とともに、イメージが変わってきているのかもしれません。

 ものすごいという状況を表すのに、「鬼のように、」「~の鬼」という表現を使います。私は、今年、健康づくりの鬼と呼ばれるくらい、健康づくりに没頭したいと思っています。毎日10キロメートルのランニングで筋力と心肺機能を強化し、一汁三菜を基本とした食事で、栄養バランスを考えたものを摂取します。

 節分後は立春。暦の上では春到来です。みなさんも、何かに鬼のように打ち込んでみてはいかがでしょうか。

住民力と企業力でわがまちをスーパーシティに(令和3年3月)

 本市の高齢化率は35パーセント超、後期高齢化率(75歳以上の割合)も18パーセントを超え、いずれも府内33市で最も高い数字です。本市はまさに社会の最先端を突き進む先進都市です。将来は全国どこの都市でも少子・高齢化を迎えるため、先んじて社会課題の解決にチャレンジすることは、本市の使命といっても過言ではありません。

 そこで、国・府そして住民のみなさんと取り組んでいる南花台スマートエイジング・シティ団地再生モデル事業を発展させ、内閣府が進めるスーパーシティ構想に応募します。

 スーパーシティに指定されると、自動運転をはじめ、遠隔診療、ドローン配送、健康ポイント・ボランティアポイントと連動した地域通貨、そのほか教育、防犯、防災分野などにおいて、企業にも参加いただき、公民学連携で規制緩和と最先端技術の導入を検討することになります。

 私は、昨年来、コロナ禍での寄贈や助け合いなどから、わがまちの特徴は高い問題意識を持ち、活動を続ける「住民力」だと実感しました。その特徴を最大限に活かし、日本の未来に貢献できればと思います。