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平成31年 年頭のごあいさつ

印刷ページ表示 更新日:2019年1月1日更新
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スマートシティ 未来社会をめざして

市長 島田智明

楠公ツーリズム推進協議会主催「楠公ダンボール武者行列」写真

 

 あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年は平成最後の年、そして市長に就任して3年目となりますが、市民のみなさんには日ごろから多くのご支援、ご協力をいただき、心よりお礼申し上げます。

 昨年の出来事を振り返りますと、モックルコミュニティバスの新型車両への更新や利便性の向上を図る運行ルート・ダイヤの見直し、高齢者のお出かけ支援として健康増進・経済活性につながるタクシー利用助成券「おでかけチケット」および市内店舗で割引や特典が受けられる「まちなかクーポン」の発行、中学校における全普通教室のエアコン導入など、多くの施策が実現しました。

 また、公有地有効活用の一環として消防署本署跡地にコーヒーチェーン店がオープンするとともに、民間事業者などとの連携創出による住民サービス向上や地域活性化などにつなげていく公民連携デスクを設置し、株式会社セブンイレブン・ジャパンとの間で包括連携協定を締結、市内2地区での移動販売車の運用が開始されました。さらに、昨年一年間の犯罪発生率は、前年に引き続き府内33市で最も低い結果となる見込みです。

 一方で、相次ぐ自然災害により被災された方々におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、昨年11月、2025年万博の大阪での開催が決定しました。本市としても、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした万博の開催を見据え、いきいきと暮らしやすい健康長寿社会の実現や、訪日外国人観光客の誘致および着地型の観光振興を推進してまいります。

 新年にあたり、資源を活かして工夫を重ね、新たな価値を創造するまち「スマートシティ」の柱に沿って、今年の主な取組みを紹介します。

快適に暮らせるまち 「スマートライフ」

 スマートエイジング事業を展開している南花台地区において、自動運転技術を活用した新たな移動サービスの実証実験を実施します。また、「おでかけチケット」のバス利用と「まちなかクーポン」の協賛店舗の拡充を進めます。

 さらに、大阪南医療センターの敷地内に休日急病診療所、乳幼児健診センターおよび保健センターを移転し機能集約を行うことで、救急医療体制の確保、母子保健事業や健康増進事業などの連携強化を図ります。

 加えて、国際化や多文化共生を進めるためのビジョンを策定し、地域連携型の英語村など、英語教育の充実に取り組みます。また、小学校におけるエアコン設置も推進します。

観光で訪れるまち 「スマートツーリズム」

 昨年4月に発足された「楠公さん」大河ドラマ誘致協議会は、現在、関西の政令指定都市4市すべてを含む36自治体にまで増え、国内最大規模の誘致協議会となりました。協議会の更なる拡大と積極的なドラマ誘致活動を進めるとともに、「中世に出逢えるまち」をテーマとした日本遺産認定もめざします。

 また、本市への交通アクセスを高めるべく、大阪南部高速道路(大南高)や堺アクセス道路の実現に向けて、引き続き取り組みを進めます。

効率的で便利なまち 「スマートガバメント」

 窓口業務の1階への集約とアウトソーシング(外部委託)化の推進により、効率的な事務事業の実施と市民サービスの向上につなげます。また、業務改革やまちづくりの課題に対応するとともに、部局名称の一部を分かりやすく見直すため、4月に組織機構の変更を実施します。

 さらに、ふるさと納税やネーミングライツを生かした歳入確保や公共施設の再配置など、持続可能な行財政運営に取り組みます。

 結びに、市民のみなさんが明るい未来に向けて、輝かしい一年をお過ごしになられますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。