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手足口病について
手足口病の流行状況について
令和6年5月27日から6月2日の1週間に報告された大阪府内における手足口病の定点あたりの患者報告数は「6.11」となり、警報レベルの「5」を超え、例年よりも早く流行しています。
手足口病の症状
主な症状は、口の中や手足にあらわれる水疱状の発しんで、3人に1人程度の割合で発熱がみられますが、高熱になることはほとんどなく、通常、数日で治ります。しかし、まれに合併症や心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などにより重症化することがあります。例年、夏ごろに4歳くらいまでの子どもを中心に流行します。
感染経路について
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染することです)が知られています。保育施設や幼稚園などの、子どもたちが集団生活をしている場で手足口病の患者が発生した場合、生活環境が密接していることや、原因となるウイルスに感染した経験が無い人が多いことなどにより、感染が広がりやすく集団発生がみられます。
感染予防について
手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。治った後でも、比較的長い期間、便などからウイルスが排泄されることがあり、また、感染しても発病はせず、ウイルスを排泄している場合があります。手足口病に感染しないためには、手洗い、排泄物の適切な処理等を各個人でしっかりと行うことが重要です。
関連リンク先
・大阪府ホームページ( 手足口病について)<外部リンク>