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カーメル市との姉妹都市交流の沿革
はじまり
平成2年(1990年)、国際交流が盛んになりつつあった時代、国際社会で担う役割を明確にするため、「河内長野市国際化施策計画」を策定し、本格的な国際化推進事業をスタートしました。そのような中で、市内にある清教学園の姉妹校として交流実績のあったカーメル中学校・高等学校のあるアメリカ合衆国インディアナ州カーメル市から、姉妹都市への意向が打診されました。
国際交流協会の設立
平成4年(1992年)、市民主体の国際交流活動を担う団体として、河内長野市国際交流協会(KIFA)が設立されました。同時に、自然環境や教育面など河内長野市と似ているところが多いという理由から、カーメル市に姉妹都市提携への意思確認を行いました。
姉妹都市の提携
平成5年(1993年)、河内長野市からカーメル市へ友好都市調査団を派遣し、その調査に基づいて姉妹都市となることが決まり、翌1994年4月8日、ラブリーホールで、カーメル市と河内長野市の間で姉妹都市提携の調印が行われました。また、翌日には、カーメル姉妹都市委員会とKIFAの間でも「国際姉妹都市提携に基づく活動合意書」が交わされました。
交流活動
平成8年(1996年)7月には、より多くの市民の方に姉妹都市を知っていただこうと、河内長野市役所で「姉妹都市フェア」を開催しました。フェアには5000人を超える人々が参加し、様々なイベントや活動を通じてカーメル市についての理解を深めました。その後も、警察・消防職員の交流事業や、児童・生徒の絵画交換、ピアノコンサート、アートフェスティバル参加など、市とKIFA共同で様々な交流活動を進めてきました。
日本庭園とゲートモニュメント
平成26年(2014年)4月、カーメル市で開催された姉妹都市交流20周年記念式典に本市派遣団が参加。カーメル市では4月を「Kawachinagano Month」とする宣言が発表されるとともに、カーメル市庁舎の隣に開設された日本庭園が「Kawachinagano Japanese Garden」と命名されました。
令和2年(2020年)4月、姉妹都市提携25周年を記念して、河内長野市役所の市民広場に、カーメル市の「アート&デザイン地区」のメインゲートを模したモニュメントを設置しました。翌年には、記念動画を制作し、市公式YouTubeチャンネルなどに公開しました。
再確認書の締結
令和6年(2024年)7月、カーメル市から、姉妹都市提携30周年を祝う記念行事への招待状が届き、9月には、市及びKIFAから訪問団を派遣し、カーメル・インターナショナル・アートフェスティバルに参加しました。一方で、同年11月、カーメル市から姉妹都市委員会の訪問団が来日し、本市の「世界ごった煮フェス」に参加しました。
令和7年(2025年)5月、西野修平市長がカーメル市を訪問し、カーメル市のスー・フィンカム市長と会談のうえ、姉妹都市10か年プランとなる再確認書を締結しました。また、市民訪問団とともに「カーメル桜まつり」に参加し、茶道や甲冑などを披露しました。
その他
河内長野市国際交流協会KIFA公式サイト(姉妹都市の紹介ページ)<外部リンク>