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ささえあいの現場から(コラム)

印刷ページ表示 更新日:2024年6月7日更新
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ささえあい現場から  広報(令和5年5月号)

 担い手の高齢化で悩んでいる活動団体が多い中、「生活困りごとサポートこ・こ・わ楠ケ丘」では、高校生が活動をしています。
有償のボランティア活動を無理なく続けているという花坂さんにお話を聞きました。

 去年の10月ごろから、週2回、朝6時30分に、近所に住んでいる足の不自由なおばあちゃんの家に行き、ゴミ出しのお手伝いをしています。もともと早起きは得意なので、朝に活動することに抵抗はありません。
 ちょうど部活を引退した時期に、母から誘われたのがきっかけです。「誰かが困っていたら、自分にできる範囲でお手伝いをする」と普段の母の教えもあり、私でもできることならと始めました。
 始めたころは戸惑うこともありましたが、私が少しお手伝いをすることでおばあちゃんがすごく助かっていると聞いて、これからも継続しようと思います。また、朝の空いている時間で気軽にできて、1回100円のお小遣いになるところも私にとってはうれしいポイントです。
同年代の人もどんどん参加して欲しいので、活動している様子をTiktokなどのSNSで情報発信すれば親しみやすいのではと思っています。

 市内には、様々な地域で支え合い活動が展開されており、花坂さんのようにご家族でサポーターとして登録される人もいます。あなたもスキマ時間を活用して、できることから始めてみませんか。

ささえあい現場から  広報(令和5年9月号)

なんでもない会話ができる居場所に

 南花台で空き家となった実家を活用して地域の居場所「えんがわ」を運営する川村さんにお話を伺いしました。

 始めた理由は、幼い子どもを持つお母さんたちの息抜きの場として、誰かとおしゃべりしたり悩みを話したりできる場所を作りたいという長年の思いからでした。令和元年11月にオープンし、今では様々な人が集まる憩いの場となりました。お茶を飲んでリラックスしながら、生活や子育て・介護の悩みなどを話すことで気持ちが軽くなり、やわらかな笑顔が戻る人もいます。ここでのなんでもない会話でほんの少し元気になったり癒されたりすることがうれしいですね。
 また最近では、「えんがわ」でつながったご縁からコラボカフェや眉のメイクレッスンをしています。この秋にはアクセサリー・雑貨ブースに新たなアクセサリー作家さんの作品が加わるなど新たな広がりも出てきています。自分の得意なことを地域に還元したい気持ちや将来への夢を持つ人の自己実現のきっかけの場になればと思っています。

 生活・子育て関連の雑誌や小説、子ども向けの絵本が多数ありますので、お子さんと一緒に利用していただけます。
 子育てや介護の息抜きにぜひ立ち寄ってみてください。

   居場所 えんがわ 

    ■ とき 日・月・火午後1時~4時

    ■ ところ 南花台4丁目2-9

    ■ 電話 Tel63-7784(留守番電話)

ささえあい現場から 広報(令和5年11月号)

みんなが笑顔になれる出会いの場に

 「大変なこともあるけど、とっても楽しい」と語る子ども食堂Tommy'sHappy を運営する北野さん、木口さん、光明さんにお話を伺いました。

 Tommy's Happy は、地域の子どものための食堂を、月2回三日市地区で開いています。保育士として働く中で子どもへの食の大切さを感じたことがきっかけとなり、職場の保育士仲間で始めました。
 調理した食事をみんなで食べるだけではなく、子どもと一緒におにぎりを握ったり、かつお節を削るなど食育にもなるような工夫もしています。最近は、ずいきの煮物など普段家で食べる機会が少ない食材を使って料理をすることで食材のことを知ってもらう機会を増やしています。
 準備や料理など、初めての経験も多く苦労することもありますが、来てくれる子どもや親御さんの楽しそうな笑顔を見ていると、これからも続けていく活力がわいてきます。民生委員・児童委員さんも参加していただき、この活動が地域に広がっていることを感じ嬉しく思っています。

 ここで出会う人たちがみんな家族のような関係になることを目指してイベントを企画したり、子育ての悩みを相談してもらえる時間をつくるなど、会話やつながりを大切に運営しています。
「ただいま」と入ってきて、「おかえり」と迎えられるような心地よい居場所にしていきたいです。
また、子どもだけでなく、どなたでも参加できますので気軽にお越しください。

Tommy's Happy

■とき 毎月第1・4土曜日

■参加費 大人500円、中学生300円、小学生以下無料

※申込や開催場所、メニューなどの詳細はLINEよりお問い合わせください。

Tommy’sHappyのLINE_QRコード

ささえあい現場から 広報(令和6年3月号)

介護予防体操を楽しく「げんきやday」

 市町の古民家「市町diary」では、毎週金曜日に介護予防や認知症予防を目的に体操の集い「げんきやday」が開催されています。ここでは、10人ほどが集まり楽しそうにのびのびと体を動かしています。
今回は、代表の日岡さんと会計担当の今中さんにお話をうかがいました。

参加する人が飽きずに楽しみながら続けられるようにという思いから、週替わりで講師の先生をお呼びし、様々な体操やレクリエーションを行っています。また、参加する人もスタッフも一緒に準備や片付けをするなど、自分でできることは自分でするようにしています。そうすることで自分たちの居場所という意識ができ、積極的な参加や継続につながると思っています。
市町diaryができた当初から続けてきたこの体操の集いも、今年で7年目を迎えました。コロナが流行った時期には活動休止に追い込まれ、一時はどうなることかと思いましたが、不安ながらも再開すると、参加者が戻ってきてくれて、 休止前と変わらない笑顔を見せてくれました。
長く続けていると大変なこともありますが、みんなの楽しそうな笑顔や「ありがとう」の言葉がうれしくて続けています。参加者だけでなく私たちスタッフも元気になるこの集いをこれからも続けていきたいと思います。

●市内には体操の集いだけでなく、様々な団体が工夫を凝らして「居場所づくり」を実施しています。お近くの居場所の情報を知りたい、または居場所づくりをしたいという方は、生活支援コーディネーターまでお問い合わせください。

ささえあい現場から 広報(令和6年5月号)

子どもが活躍する居場所づくり

 美加の台の子どもの居場所づくりに取り組み、「子ども店長のだがし屋さん」をオープンしたゆめ☆まなびネットの大谷さんにお話をお伺いしました。
 現在美加の台には公民館や子ども会が無く、子どもたちの地域の活動への参加も少なくなってきたと感じ、地域活動を始めたいと考えたのがこの活動のきっかけです。地域の大人や団体がゆるやかにつながり、子どもたちが安心して過ごせる居場所を作りたいという思いから、駄菓子屋に取り組むことにしました。併設しているスペースでは、自主勉強をしたり異学年交流を楽しむ子どももたくさんいます。 
 この取り組みの特徴は、どの子でも店長になりお菓子を並べたり補充もしながら販売を行えるところです。
また、老人会のサロンやお祭りに出張販売をすることもあり、自発的にお菓子を持ってお客さんに声をかけに行くなど楽しそうに取り組む様子は、周りの大人も笑顔にしてくれます。
 この活動は、青少年指導員、まちづくり協議会、福祉委員会や老人会など多くの団体のサポートを得て実施しています。また、活動をきっかけに新たにボランティア活動に加わってくれる人も出てきました。子どもを中心として縁を紡ぐように地域のつながりが広がっていると感じています。
 今後は、保護者に向けたちょこっとカフェスペースやいろんな人と会話できる空間作り、中学生も参加できるような仕組みを作り、単にお店屋さんごっこではない「子どもが主役になれる」居場所づくりを目指しています。

●子ども店長のだがし屋さん
と き 毎月第 1土曜日午前 10時〜正午
ところ コミュニティルームさくら
参加費 100円(駄菓子カード110円分と交換)
※現在は美加の台中学校区の小学生を対象に開催中。

ささえあい現場から  広報(令和6年7月号)

のびのびと自由な地域の居場所に

 子どものあそび場「あきち」 (コノミヤ河内長野店で平日午後3時〜6時、土・日・祝日午後1時〜6時開催)で活動する田代さんと尾本さんにお話をお聞きしました。

 この場所は、 国民的人気アニメに出てくる「空き地」のイメージなんです。 休日や放課後に子どもたちが安心して遊べる場が少なくなっていることが悲しいと感じていました。 子どもたちが安心してのびのびと自由に遊べ、 地域の大人と子どもが分け隔てなく交流できる、 そんな居場所を作ろうと思ったことが「あきち」の始まりです。

 「あきち」は、まちづくり協議会「楠小学校区つながろ会」 が中心となり、 幅広い年代の有志のボランティアで運営しています。 この場所で子どもたちと関わることで、今の子育ての 「当たり前」 や子どもの思いなどに、 改めて気づかされることもあります。

 遊びに来た子どもたちは、地域の寄付で集まったおもちゃをカーペットに広げて遊んだり、 本を読んだりと自由に過ごします。 みんなで作った大きな黒板は大人気のスペースですね。 帰宅時には、 使ったものを片づけ、 黒板を消した後のチョークの粉もほうきできれいに掃除してくれています。 子どもたちが居場所を大切にしてくれる様子に、うれしい驚きを覚えました。

 今後は、 「こども会議」の定期開催を考えています。 この場所の使い方や、やってみたいイベントなどについて、子どもたちが考え、自分の言葉で発信してほしいと思っています。大人の目線とは違う、子どもが感じることを大切にしながら、 子どもから高齢者まで、いろんな人がいろんな目的で気軽に集まれる、 そんな楽しい居場所を目指します。

●スタッフを募集
 ちょこっとスタッフ、 がっ つりスタッフ大歓迎!気軽に「あきち 」 を見に来てください