本文
平成23年度公開事業評価(かわちながの版事業仕分け)
「河内長野版 事業仕分け」を下記の日程で開催しました。
日時 : 平成23年8月6日(土曜日)9時30分~17時00分
場所 : 市民交流センター「キックス」3階大会議室、4階イベントホール
「河内長野版 事業仕分け」とは
協働型行政への転換や、「選択と集中」による行政サービスの質的充実への転換を図るための一つのツールであり、本市が行っている事務事業の「必要性」、「担い手」、「効果」などについて、公開の場で市民等と行政が議論することで行政の透明性を確保し、外部の視点から市の事務事業を評価していただくことで、事務事業の改善を図るものです。
期待される効果
- 成果重視の事業実施を実現(予算主義からの脱却)
- 市民の皆さんへの説明責任を果たす効果
- コスト意識など、職員の意識改革
事業仕分け全体の流れとスケジュール
1 | 市の対象事業絞り込み作業(約1000事業→30事業) | 平成23年3月~5月 |
---|---|---|
2 | 仕分け人による仕分け対象事業の選定(30事業→10事業) | 平成23年6月 |
3 | 仕分け人への事前説明会 | 平成23年7月 |
4 | 事業仕分け当日 | 平成23年8月 |
5 | 仕分け結果を受けての検討と予算への反映 | 平成23年8月~12月 |
6 | 検討結果の報告・公表 | 平成24年2月 |
1.市の対象事業絞り込み作業
市が実施する全事務事業(約1000事業)から下記の基準に基づき「抽出の視点」で対象とすべき事業の絞り込みを行い、「選考優先順位」により優先順位付けを行います。この絞り込みと優先順位付けによって、まず市側で対象事業候補を30事業選定します。
対象事業抽出の基準
抽出の視点
「河内長野版 事業仕分け」では下記により対象事業の絞り込みを行います。基準を明確にすることで対象事業の恣意的な選定を避け、また、選定過程の透明性確保を図ります。
- ア 法定受託事務以外の事業。ただし、国・府補助を10月10日の割合で財源としている事業を除く
- イ 法令上、裁量の余地がある事業(本市条例、規則等に規定する事業は、裁量の余地がある事業)
- ウ 人件費を除く事業費が、平成23年度予算ベースで100万円以上の事業
- エ 平成23年度で終了する事業は除く
- オ 平成19年度以前から継続している事業
※アからオすべての条件を満たしている事業
※より効果的な事業仕分けとするため、法令で実施が義務付けられている事業等は除きます。
選考優先順位
上記により絞り込みを行った後、さらに次の基準によって順位付けし、仕分け対象とすることでより大きな効果が期待できる事業を抽出します。
- 廃止を視野に入れている事業
- 類似事業や民間で実施しているサービスがある事業
- 見直し(拡大・縮小含む)を検討している事業
- 市民協働または指定管理・委託などのアウトソーシングを行う余地の比較的大きな事業
- 市民サービスの向上を図る観点から、より積極的に市民の意見を取り入れたい事業
- 市単独事業
- 平成23年度予算ベースで、予算額が大きい事業
※優先順位1番(優先度高)⇒7番(優先度低)
対象事業抽出の経過
市側の対象事業抽出の結果を公表しました。
2.仕分け人による仕分け対象事業の選定
市側で抽出した30事業の中から、各事業についての説明資料等をもとに、仕分け人が事業仕分けの対象とする10事業を選定します。
平成23年度「河内長野版 事業仕分け」対象事業一覧(10事業)
3.仕分け人への事前説明会
事前に事業仕分けの対象となった10事業についての「事業概要説明会」を開催します。これは、事業仕分け当日の時間的制約(1事業あたり50分)を補い、議論を深めていただくために実施するもので、1事業あたり約1時間半から2時間を目安に市担当者から説明を行い、必要に応じて現地視察等も行います。
4.事業仕分け当日
事業仕分け当日は1事業あたり約50分で、下記の手順で進めます。
- 市職員による事業概況説明(10分から15分間)
- 仕分け人と担当職員の意見交換(20分から30分間)
- 仕分け人同士の意見交換(5分間)
- コーディネータによる評価のとりまとめ、コメント(5分間)
事業仕分けの体制
事業仕分けは2班体制(各班9人)で行い、各班5事業ずつ担当します。市民参加の観点から、各班の構成は次のとおりです。
- コーディネーター(1人)
- 市民公募(3人)
- 行政改革推進委員(3人)
- 学識経験者(2人)
合計9人
※平成23年度の市民公募仕分け人の募集は終了しました。
仕分けプロセスと評価の分類
仕分け対象事業を下記のプロセスを経て5つに分類します。
プロセス
- 事業が必要なのか(必要でなければ事業廃止)
- 必要ならば、民営化すべきなのか、行政が実施するべきなのか
- 市が実施する場合に、市が直接実施するものなのか、協働・指定管理・民間委託などにより間接的に実施するものなのか
- 市が直接実施する場合に、現行どおりで良いのか、改善を要するものなのか
分類
- 廃止
- 民営化
- 実施主体の見直し
- 要改善
- 現行どおり
ライブ中継及び録画配信
事業仕分け当日の様子を、インターネット上でライブ中継しました。また、録画配信も行っていますので、下記からご覧下さい。
「河内長野版 事業仕分け」録画配信<外部リンク>
仕分け当日のスケジュールと対象事業の概要説明書
評価結果(速報)
「河内長野版 事業仕分け」評価結果(速報)[PDFファイル/98KB]
5.仕分け結果を受けての検討と予算への反映
事業仕分け結果を十分に踏まえ、関係課において今後の方向性を検討し、検討結果については、ホームページで公表を行います。
なお、事業仕分けの結果が、市の最終判断ではなく、仕分け結果を参考に、関係課において検討し、必要に応じて施策や翌年度以降の予算編成に反映します。
平成24年度への反映状況
「河内長野版 事業仕分け」結果に対する施策・平成24年度予算への反映状況を公表します
平成25年度への反映状況
「公開事業評価(河内長野版事業仕分け)」結果に対する施策・平成25年度予算への反映状況を公表します
6.公表
対象事業絞り込みの過程や、各事業についての説明資料等、仕分けに至るまでの途中経過は随時ホームページで公表します。