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賃貸住宅の退去に伴う原状回復トラブル

印刷ページ表示 更新日:2019年3月5日更新
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賃貸住宅の退去に伴う原状回復トラブル

【事例】

 転勤のため、賃貸マンションを退去することになったが、家主から畳・クロスの張替えやクリーニング代を請求された。2年しか住んでおらず室内もきれいに使っていたので納得がいかない。

【アドバイス】

 賃貸住宅を退去する時、借主には元の状態に戻す「原状回復義務」があります。しかし入居時とまったく同じ状態に戻すということではありません。国土交通省の「原状回復ガイドライン」によると、建物の価値は年数の経過や借主の通常の使用によっても減少するという考え方をベースに、借主は経年変化や通常の使用で悪くなったもの(通常損耗)は原状回復義務を負わないとしています。借主に義務が生じるのは、借主の不注意で生じた損害、汚損などであることを示しています。例えば、煙草による汚損や、子どもの落書きなどがあたります。その負担割合は、経過年数を考慮して算出するとしています。

【トラブル防ぐために】

 原状回復を含め、契約内容をしっかりと確認することが大切です。退去時はもちろん入居時にも、双方が立会って部屋の状況を確認し、写真を撮っておくことも有効です。

 春先は、進学や就職などで賃貸契約の多い時期です。契約書をよく読み、トラブルを防ぎ、気持ちよく新生活を始めましょう。