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空き家の管理は適正に
放置空き家を防ぐために
管理されずに放置された空き家は、倒壊や火災などの危険性が高まり、地域の安全を脅かします。また、草木が伸び放題となると、隣の家や道路を通行する人の迷惑となります。少子高齢化が進む中、空き家は多くの人に関わりのある問題です。放置空き家の発生を防ぐには、所有者が責任をもって管理し、地域の将来を見据えた対策が必要です。
本市では、放置空き家等の発生を予防し、特定空家等などに対する必要な措置を講ずることにより、住民の生命・身体・財産の保護や良好な生活環境の保全を図ることを目的として、河内長野市空家等の適切な管理に関する条例を制定し、平成28年12月20日に施行しました。
所有者の適正管理が原則
管理されなくなる住宅の多くは、地域とかかわりを持たなかった住民の転居や、遠方に住む人が相続した時などに発生します。住宅の適正管理は、所有者の責任です。老朽化した空き家の倒壊や敷地の外に伸びた木の枝などで、通行人や隣家に被害を与えた場合、所有者に責任が生じます。誰もが将来を見据え、住宅の管理を考えておくことが大切です。
具体的な管理方法
空き家の適正な管理は、決して難しいものではありません。日頃のちょっとしたひと手間で、放置空き家の発生を防ぐことができます。
- 建物の劣化を防ぐため、通水・換気・清掃など建物の管理を適切に行いましょう。
- 草木が近隣住宅や道路などに越境しないように、除草や剪定を定期的に行いましょう。
- 空き家に何らかの異変があった場合、すぐに連絡がもらえるよう、自治会や近隣住民に緊急連絡先を伝えておくことも大切です。
税負担が大きくなってしまうことも
空き家が適正に管理されておらず、倒壊の危険性や衛生上有害となるおそれがあると、「特定空家等」となり、固定資産税や都市計画税の住宅用地特例の対象から除外され、それまで軽減されていた税負担が大きくなってしまう可能性があります。
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