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重要文化財 金剛寺築地塀保存修理工事について

印刷ページ表示 更新日:2024年3月1日更新
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 令和6年1月より、重要文化財 金剛寺築地塀の保存修理工事が始まりました。国の補助事業として、屋根葺替および部分修理を行っています。

金剛寺築地塀

 

金剛寺築地塀の概要

 築地塀は、楼門から南北へ延びそれぞれ西へ折れて中心伽藍の東、南北を区画する。元禄13年に造り直されたものと考えられている。楼門南方の築地塀は延長108メートルで、南辺の中程、上壇の西端に南中門を開き、中壇の宝蔵の南に到る。楼門北方の築地塀は延長114メートルで、上壇の西端に北中門を開き、上々壇下の石垣に取り付く。積土の間に瓦を挟んだ練塀で、屋根は腕木で軒桁を受け、本瓦ないし桟瓦で葺く。壁面は漆喰塗で五条の溝を切った筋塀とし、東辺と北辺の外面は須柱を現す。東辺の南北両隅で納まりが異なり、南東隅は南辺の棟が延びて東面に妻と貝形を見せるのに対し、北東隅は東辺と北辺の棟が交差し、東面と北面に妻と貝形を見せて特異な形状である(重要文化財 金剛寺築地塀保存修理工事情報発信リーフレットより引用)。

 

文化財建造物の保存修理について

 文化財建造物は、地域の歴史や文化を今に伝える貴重な財産です。多くの建造物は常に風雨や雪等にさらされており、損傷や老朽化を避けられませんが、適切な時期に保存修理を行い、それを繰り返すことによって、より良い状態で後世に伝えていくことができます。