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脳を活性化して「セカンドライフも楽しみたい!」(9月7・14・21日)
認知症予防のために脳の活性化を体験する講座です。
明治安田生命相互保険会社より芦口先生をお招きして開催しました。
【1回目】
認知症について理解を深める講座でした。
認知機能の低下を予防するには、楽しみながら取り組めてなおかつ目的がはっきりしている「知的活動」と「社会交流」が有効とのことです。
受講された皆さんに現在取り組んでいるそれらの活動について伺ったところ、すでに多くの方が何らかの活動に参加されていらっしゃいました。その中にはもちろん公民館での活動も含まれていました。
公民館では様々なクラブや団体が自主的に活動しています。そのグループに加わったり、今日のように公民館の講座などに参加したりすることは「知的活動」になり「社会交流」にもなりますので、これからもぜひご活用いただきたいと思います。
【2回目】
今回は「思い出ノート」を使って自分史作りを体験しました。
自分史作りは「回想法」という認知症予防法の一つとして注目されています。昔を思い出すことで脳の血流を促し、自分自身の存在意義を再確認するという効果があるそうです。
今回取り組んだ「思い出ノート」は100の質問に答えていくだけで効率よく自分史作りができるというもの。どの質問も具体的で分かりやすく、どなたにも取り組みやすい作りになっていました。また、自宅から当時通った小学校までの地図を描くスペースや行ったことのある場所を色塗りする地図なども載っていて、書いているうちに隣の人と自然に会話が始まっていました。
【3回目】
講師の先生含め、ほぼ同じメンバーで3回目を迎え、始める前からおしゃべりが始まったりして打ち解けた雰囲気が漂っていました。
今回のテーマは人生のエンディングについて。エンディングというと少し暗いテーマという気がしていましたが、「今」と「これから」を憂いなく過ごすための前向きな備えなのだと分かり、明るい印象に変わりました。
講座の最後に、参加者の皆さんがノートに書かれた「今の夢」を教えてくださいました。「大阪万博に行く」「ハワイに行きたい」「矢沢永吉のコンサートに行きたい」「ドローンの技術を習得したい」などなど、どれもワクワクするようなものでした。
3回の講座を終えて「年齢のタイミングにピッタリの講座でした。」「興味があったのでいい機会になった。」「楽しく参加できた。」という感想をいただいています。