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今こそ、自治会
ご近所の方とお付き合いはありますか?
自治会区域内を見てみると、様々なライフスタイルの人が、それぞれの価値観を持って暮らしていることに気づくと思います。
「向こう三軒両隣」の近所付き合いがあった昔の生活と違い、現在の私たちの生活は、地域でのふれあいの機会が少なくなり、隣り近所の連帯意識が希薄になっていると言われています。また、地域の活動や、人と人とのつながりに無関心な人がいるのも事実です。
このまま、地域でのふれあいが希薄になってしまってもいいのでしょうか。
自治会とは?
自治会は、一定の区域に住む人々が自主的に構成する任意の自治組織です。区域に住んでいる人は、誰でも自治会員になることができます。
日常生活の中での様々な地域課題を解決し、住民同士が協力・連携して自分たちのまちを住みやすくしていくことを目的としています。
「自治会の機能」
- 相互扶助機能
最も身近な生活の場である自治会を通じて、その地域に住む人々が互いに必要なときに助け合い、協力し合うことです。 - 生活環境の維持・改善機能
ごみの集積場や防犯灯の管理、地域の環境美化や清掃活動を通じて、住民が快適な暮らしを送ることができるよう、生活環境の維持や改善をすることです。 - 安全・安心機能
住民相互の理解と信頼関係のもとで協力し合い、自主的に防犯活動、防災訓練、迷惑駐車対策などに取組み、住民が安心して日常生活を営むことができるようにすることです。 - 地域資源の保護・伝承機能
地域固有の自然や、古くから伝わる伝統・文化など、さまざまな資源を保護・伝承し、魅力ある地域づくりを進めることです。 - 自治機能
地域住民のニーズを反映した、住みよい地域社会を実現するため、地域が抱える課題・問題について地域住民自らが把握し、協力し合って解決することです。 - 親睦機能
地域の祭りや伝統行事、スポーツなどのレクリエーションや親睦活動を通じて、住民同士の交流をさらに促進し、住民相互の信頼関係や安心感を育むことです。
今こそ、自治会
私たちを取り巻く情勢は日々変化しています。少子高齢化や核家族化、情報化の進展などにより、人と人とのつながりが希薄になっている今こそ自治会が必要ではないでしょうか。
地域の住民それぞれが周囲の人たちに関心を持ち、お互いがちょっとした気づかいをする、そんな「温もり」や「心づかい」にあふれ、支え、支えられる関係を築くことが暮らしやすさにつながります。
また、地域には、様々な経験や能力を持った人たちが暮らしています。それぞれが自分にできることを重ね合わせることによって、より幅の広い地域活動につながります。そして、多くの人たちが意見を出し合い、議論する中で、ふれあいや信頼感が生まれます。
このように、人々の支え合いやふれあいを通して「地域のつながり」という土台を築くことが、「住みよいまちづくり」につながり、毎日の生活が心豊かなものになっていくでしょう。
今こそ、あなたの隣にいる人々と手をつなぎ、より良いまちづくり、より充実した生活環境の実現のために、力を出し合いましょう。自治会はそのためにこそある住民自身の組織なのです。