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大阪府河内長野市役所 > 各課のページ > 子ども・子育て総合センターあいっく > 最近、家からお金を持ち出しているようです。お小遣いは十分与えているはずなのに、どうしてこんなことになるのでしょうか。

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最近、家からお金を持ち出しているようです。お小遣いは十分与えているはずなのに、どうしてこんなことになるのでしょうか。

印刷ページ表示 更新日:2024年5月7日更新
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答え

家庭内での『盗み』という行為は、家族にとって「ショッキング」な出来事だと思います。

こどもは、どうしてこのようなことをするのでしょうか。

こどもがどこか満たされない気持ちを埋めるのに、一番手近なものが『お金』だろうと思います。

親としては多く関わっているつもりでも、『こどもにとって』は、満たされていないと感じていることがあります。

甘えたい気持ち、感心を持ってほしい気持ち、無条件で認めてほしい気持ち、自分を認めたい気持ちがあるのでしょう。

こどもは、「モノ」を取っているのですが、こどもが本当に求めているものは、「モノ」ではありません。ですから、その本当に求めている『モノ』が得られるまで、繰り返し繰り返し盗んでしまいます。何でも買えて満たされる魔法のように思えるお金ですが、お金で得られないものがあることも、こどもは知っています。

盗み取ることに、怖さや罪悪感も覚えています。

まずは、日常生活でのこどもへの関わりを今一度、見直してください。こどもとの向き合い方は家族によって様々ですが、家族でゆっくりと過ごす時間を持ったり、大切な存在として認め直すことが必要です。

お金を盗む行為を親としては、『辛く悲しいと感じている』のだと、気持ちを伝えることが必要な場合もあるでしょう。一番重要なことは、こどもが単に「モノ」が欲しくて盗みを始めるのではなく、こどもからの『サイン』であることを、親がしっかりと分かっておくことだと思います。

中・高学年になると、友人との関係にお金が必要であるという状況で、盗みをするこどももいます。

具体的には

  • 友人におごってあげたり
  • 物を買ったあげたりして関係を作っている場合
  • 付き合っている友人とのお小遣いに格差がある場合
  • 友人との遊びがお金を使うことに集中している場合

が挙げられます。

このような場合には、友人との関係や家庭の決まりごとについて、家族と共に見つめ直す必要があるでしょう。また、こどもの盗む行為を誘発しないように、ある程度、家族がお財布を放り出しておかずに、「お金は金庫にしまう」、「こどもの手の届かないところに置く」など、という管理が必要になることもあります。