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この頃、学校から帰ってくると下着が濡れています。おねしょをすることもあり心配です。
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更新日:2025年5月30日更新
答え
排泄のしつけは終わっていたのに、生活環境に変化があると、おもらしや夜尿・頻尿などの症状が出て来ることがあります。
- トイレに行く「タイミングを自分では決められない」
- 他のことに気をとられて「尿意をもよおしている体の訴えに気付かない」
- 眠ってからも「不安から開放されていない」
など、いろいろ理由は考えられますが、こうした排泄に関わる症状はとてもデリケートな問題として<丁寧に>・<ゆっくり>・<優しく>対応することがとても大切です。
大人でも緊張すると、トイレに行きたくなったりします。これは、排泄機能が心理的な要因に左右されやすいことを物語っています。
ですから、「叱ったり」・「責めたり」(・「なじったり」)せず、子どもの辛さを受け止め、叱られなくてもいいように工夫をしてあげましょう。
下着は(安い物)をたくさん用意し、何回でも、自分で着替えられるようにしておくとか、汚れた下着の入れ場所を決めておくなど、そうした大らかな対応をしているうちに、子どもは環境への適応力を高め、緊張から少しずつ開放されます。
緊張がゆるみ始めると、症状はゆっくりと改善されるでしょう。