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親として頑張っているのに何もかもうまくいきません。こどもに嫌われているのでしょうか。
答え
子育てを真剣に考え、きちんとした子育てをしようと頑張り過ぎていると、時々、周囲が何も協力してくれず、自分だけがカリカリしているような孤独感を感じることがあります。そんな時は、危険信号です。育児や家事を一旦停止しましょう。
夫や祖父母やきょうだいなど、どなたか育児や家事に協力してくださる方がいない時には、『一時預かり』等を利用してみるのも、ひとつの方法です。
『自分のための時間』を最優先して、心と体を休めましょう。
心が疲れると、自分ばかり辛い思いをしているような被害意識が強くなり、こどもにも押し付けがましい、余裕のない向き合い方をしてしまいがちです。
そんな時、こどもは、親の大変さに気付き、協力的になることもあるのですが、それが度重なると、だんだん反抗的になり、時には親を批判するようにもなります。<こどものために>自分のしたいことも諦めて頑張っている親にとって、こどものそんな態度はとても辛く、また腹立たしく、心が張り裂けそうになり、時にはこどもから嫌われているような親としての自信まで失ってしまいそうになることがあります。
でも、ちょっと立ち止まり、心をゆったりさせ、後ろを振り返ってみましょう。
こどもは待っているのです。
親の明るい笑顔を、元気な声を、優しい心を。
子育ては、親から子への一方通行ではなく、『子から親』、『親から子』への<双方向の関係>がないと成り立たないものです。親の方が疲れ果てていては、こどもとのバランスが取れません。親もまた、元気で明るく、生き生きと過ごせる工夫をすることが大切です。