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卒乳をしたいのですがどうすればいいですか。
答え
以前は、離乳食が進んだら「断乳する」が一般的な考え方でした。最近は、子どもの状態に応じて自然に「卒乳」という考え方になっています。
いろんな面で赤ちゃんの成長に必要な母乳は、幼児期になり食事から栄養がとれるようになってくると、その役割は精神面が中心です。
母乳の与え始めはみんな同じでも、卒乳の時期は親子それぞれ違います。
子どもの成長を見守り、タイミングのころあいを計ります。まだ迷っている時は焦らないで、ゆっくり待ちましょう。子ども自身が自然に卒乳していく事もありますが、いろんな事情でお母さんからという場合は、卒乳のタイミングになったら、子どもの体調がよく、お母さんの気持ちにゆとりがあり、お父さんや祖父母にサポートしてもらえる条件の整った時期に始めます。
離乳食をしっかり食べることができる、授乳や哺乳瓶以外の方法(コップやストロー)で水分が摂れることが目安です。授乳回数を減らしながら、コップやストローで水分を飲ませてみましょう。
スキンシップや外遊びをたっぷりして、寝かしつけの時はお茶を与え、部屋を暗くして抱っこをしたり、背中をとんとんしたりしてみます。パパやご家族の協力を得ながらあせらず、ゆっくり進めていきましょう。