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アニマルトラック
動物の足跡
冬の楽しみは雪の朝。
夜の間に森の動物達のつけた足跡をたどること。
岩湧の森は、動物達の生活の様子を感じられる場所なのです。
雪景色と一緒に足元にも目を向けてみてはどうでしょう。
四季彩館に向かう足跡
ウサギのウンチ
昼間にウサギに遇うことはめったにありませんが、夜には、四季彩館周辺や森の中を駈けまわっているようです。
おべんとう広場には、ウンチや芝をかじった跡がたくさんあります。
リスの足跡
リスの食痕
リスの足跡をたどると、途中で見失うことがあります。それは、地面から木に登ることが多いからです。この杉の木の株の周辺には谷から登ってきた足跡が木の下まで続いていました。上手に木登りした様子が目に浮かびます。箒のような跡は、しっぽでつけたのでしょう。
マツボックリやクルミをかじった食痕は森の中にいっぱい落ちていて、これらは1年を通してみることができます。
テンの足跡
テンのフン
テンは四季彩館に毎晩のように訪れているようです。階段を登り、テラスを歩き、鳥のエサ台にエサは残っていないかとチェックに来ます。森の中でもよくみかけるテンの足跡には5本の指があり、後ろ足が長く残っている場合もあります。
近くに上の写真のようなフンがあればテンかイタチのもの。テンは、目立つ場所(石の上や階段)にフンをします。よく見ると、果実の種や動物の毛が混じっているかもしれません。
2頭のイノシシの足跡
イノシシの足跡
イノシシの足跡には、2つのヒズメがあります。新雪を次々に堀返していることから毎晩のように四季彩館の周辺に出没していることがわかります。また、雪に残る足跡から、親子で歩いていたことも、どこから来て、土を掘り、どこに行ったかなどの行動を知ることもできます。
ネズミの足跡
巣穴から出た足跡
小さな鳥の足跡
別の鳥の足跡
鳥の足跡を判断するのは困難です。大型の足跡で2足揃って残っているのはカラスだと思います。(左写真)岩湧の森にはいませんが、小さい足跡ならばスズメ。どちらもピョンピョン跳ねるように移動するからです。また、ハトは、人のように一歩づつ進みます。