本文
探訪 8月の森 「源流へ行く」を実施しました
私たちの暮らしをささえる「川」はどこから始まるのでしょう
街から岩湧の森につながる道沿いにザーザーと流れる加賀田川は、下って天見川と合流し石川となってさらに大和川に合流し、やがて大阪湾の海原へと流れて行きます。
一方、遡(さかのぼ)れば森に入って岩湧川と名を変え、左右の谷から流れ込む細流を眺めながら川はいつしか谷となり、いくつもの谷に分け入り滝となりその上部に登ればまた小さな谷に別れ、やがて流れは消えていくように見えます。
川のみなもと、源流はどんな顔をしているのでしょう、
探訪岩湧の森8月は岩湧川の源流を探りました。
↓ 源流の一つの姿、岩の下から水が湧き出ています。
↑ 岩湧の森の遠景、中央の谷がぎょうじゃの谷、右に四季彩館と岩湧寺が見えます。山の稜線がダイヤモンドトレール。
第5駐車場に集合しました
しばらくは林道を歩きました
少し歩くと右手にせせらぎコーナーが見えてきました。少し水に触れてみました。
すぐそばには1つの支流が流れていました。
今年は猛暑で大勢の家族連れが冷たい水辺へ遊びに来ていました。
第2駐車場の上、「いにしえの道」を登ると湧水があります。いつの頃からか「長寿水」と呼ばれて皆さんに大事にされています。 傍には「雨乞い地蔵さん」が祭られ
「 ありがたや 岩湧寺の 長寿水 のみて後生を たのめ観音 」 と記されています
年中枯れる事無く、今年の猛暑、酷暑の日も毎日こんこんと冷たい水が湧き出ています。手や顔を洗うと暑さも忘れて元気が戻ってきました。 水温は14度でした。
冷たい水で手を洗いました
すぐ上の岩の間から湧き出ています
不動の滝の水も
千手の滝も水が少ししかありません
いにしえの道から見た「ぎょうじゃの滝」です。
水量は減っていますが勢いよく流れていました。
四季彩館に到着しました。 地図で歩いてきた所と見つけた支流を書き込みました。
この後昼食をとって午後の出発前に、ちょっとした豆講座で「水」の事を知ってもらいました。
午後はいわわきの道を登ります
木の階段を登りきると
支流の1本に少し入ってみました。
展望デッキに着きました。ここはサワグルミの木が枝を伸ばして木陰を作ってくれます。ここにも湧水があり渇いたのどを潤してくれます。 ・・・・この水はどこから?
ここは岩湧寺、四季彩館、キャンプ場、トイレの水源地でもあります。岩湧の森が蓄えた水を大切に使わせてもらっています。
水温は11度でした。
源流の1つを見ることが出来ました。
ポタリポタリ 1滴1滴 やがて溜りが出来て、流れ出してまた浸み込んで 違う流れと一緒になって また流れて 滝になったり しぶきになったり 蒸発したり
川になって 名前も変わって流れて やがては海に流れてく 蒸発して 雲になったり 雨になったりして また岩湧の森に還ってくる すごい旅を続けてる ありがとう
実施日:平成25年8月18日(日曜日) 午前10時~午後3時