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ドラム缶で炭焼き体験を実施しました
ドラム缶の窯で竹の炭焼きを体験してもらいました
四季彩館では毎年炭焼き体験を開催しています。
昔の本格的な土の窯から、鉄製の窯、そして比較的時間の早く焼けるドラム缶の窯へと、焼く窯のスタイルはだんだんと変わって来ましたが、変化していく煙の臭い、色は同じです。でも残念なことに今まで参加された方たちには、その変化する「煙」の色と臭いをなかなか体験して頂けませんでした。
四季彩館のスタッフとしては一番、「観て嗅いで」ほしい所なのです。
以上の想いから、今年は変化する「煙と色」を体験して頂こうと考えました。


ドラム缶に竹をいっぱい詰め込みます

竹の中にも何か?入れて焼きました

スタッフもお手伝いします

蓋をして1斗缶の焚き口を取り付けます

1斗缶の隙間を粘土で埋めていきます。

ドラム缶の蓋の隙間も粘土を詰めていきます。
この作業は炭が上手く焼けるどうかの一つの重要なポイントです。

ドラム缶と1斗缶の隙間を密閉して焚き口の完成です。
いよいよこれから口焚きの開始です、しばらくは煙たいけれど、ひたすら団扇であおぎます。
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だんだんと勢いよく煙が出てきました

煙の温度も記録します

煙が勢いよく出て、温度が80℃を超える頃から臭いもきつくなり始めます。
この状態になったら煙突に竹をかぶせて「竹酢液」を採集します。

窯の内部の様子です

終り頃の煙は青くなってきます
焚き口も煙の状態を見ながらだんだんと小さくしていきます。

焚き口をブロックで閉めて、粘土と土をかけて密閉します。しばらくしてから
煙突も密閉して炭焼きの終了です。後は窯の内部が冷えるのを待ってから、
いよいよ楽しみな炭出し作業となります。
そして一週間後

焚き口の1斗缶を外します

今回の炭の様子です

炭の仕分け作業です。今回は少し未炭化の物が出来ましたが、「まあまあ」の炭が焼けたと思います。焼けた炭は参加者で分けて持ち帰りました。
竹の中に入れた「花炭」もうまく焼けました。

竹の中に入れたピーナッツやドングリ、マツボックリもうまく焼けました。
このように意外といろんなものが「炭」として焼けます。
開催日時:(炭焼き)平成24年11月18日(日曜日) 午前10時~午後3時
:(炭出し)平成24年11月25日(日曜日) 午後1時~午後3時
参加人数:4名(大人3名、子供1名)のご参加でしたが
当日、見学のご参加も頂き盛り上がりました。
来年度も、炭焼きの工程が一日で体験できるような炭焼きイベントを
企画する予定ですので、多くのご参加をお待ちしています。