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5月17日「自然観察ハイキング」を実施しました
森の博士さんシリーズ 第2弾
「森の博士(はかせ)さんシリーズ」の2回目は自然観察です。15年以上岩湧の森をフィールドにして、植物中心の観察会を主催しておられる「いわわきネーチャークラブ」の上田泰二郎氏に案内いただきました。植物に詳しい方はより深く、興味を持たれている方には驚きの情報もたくさんあったことでしょう。みなさん熱心に耳を傾けておられました。

植物とは ・・・・・

1年草 2年草 3年草 の紹介

館内で植物の進化、岩湧の草木や植生についての講義のあと、出発です。
今回の観察会は、「きゅうざかの道」から山頂へ向かい、「ダイヤモンドトレール」・「いわわきの道」を下山するコースです。
花はもちろん普段見過ごしてしまいそうな小さな蕾や果実に足をとめて説明を受けるので、自然と休息がとれいつのまにか山頂に到着していました。

カメラに記録を残しましょう

撮影したのは「ギンリョウソウ」

テーマは「若葉萌ゆるなかを 可憐な花を訪ねて」
新緑の美しい林の中に満開の「ヤマツツジ」が鮮やかに咲き、美しい景色をみながら自然観察ハイキングを楽しみました。
目立たずにそっと咲いている「スノキ」の花の紹介。葉っぱをかじって酸っぱさを体感しました!これがスノキという名前の由来です。この名は深く印象に残っていることでしょう。

小さく可憐な「スノキ」 の花

「ヒメハギ」が咲いていました

課題のひとつ 「マムシグサ」
「コウライテンナンショウ」と「ムロウテンナンショウ」が混在している森です。
二種の見分けるチェックポイントとは。雌株と雄株の違いについて。
何度も繰り返し教えて頂いたので皆さんも完璧に理解されたのでは。

ツリバナ

旅立ち前のツルカノコソウ

豊かな自然に囲まれた岩湧の森には、多種多様の植物が自生しています。5月の森は、蕾も花も果実も観られ、季節の流れを感じられる時。100種もの植物を紹介していただきました。初めて耳にする名前はすぐには覚えられないかもしれませんが、皆さんにとって貴重な一日であったと思います。
植物の 「 かしこさ ・ かわいらしさ ・ たくましさ 」 その姿から生き方を学ばせてもらっています。 と 長く植物と関わって来られた上田氏らしい言葉で終了しました。
次回の森の博士さんは 虫博士 阿倉 薫氏です