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3月13日しいたけの植菌作業を実施しました。
第5回目(最終回)はしいたけの植菌作業です。
「里山の仕事を体験しょう!5回シリーズ」の最終回は3月13日「しいたけ植菌作業」です。
第1回で伐採した木を含め約50本のコナラの原木に植菌をしました。その後皆さんお待ちかねの「しいたけの試食会」です。
今回用意できたコナラの原木です。
ドリルで原木に穴を開けて行きます。 「原木の径の3倍から4倍が打ち込む種駒の数の目安」 とされています。
原木の大きさにもよりますが開ける穴の間隔は20センチメートル位。次の列はずらして開けます。樹皮に傷があったり節の所は余分に開けます。
穴開けの作業
しいたけの種駒、菌興115号どんこ型です。
交代で穴あけと種駒の打ち込みを行いました。
運搬作業
今回植菌したコナラの原木50本です。実はこれからが少々大変なのです。四季彩館からホダ木の置場まで約90メートルあります。階段も90段くらいを手作業で運びます。
ホダ木を担いで下ります。
帰りはしんどいな!
まだあるの?
これで何回目?
多分これでおしまい!
仮伏せ
階段を何往復かして、ようやく全部のホダ木を運びました。
植菌の時期や置き場所などにもよりますが、打ち込んだ種菌が原木に活着するまでの保温と乾燥を防ぐ目的で藁やシートで被い「仮伏せ」します。
今年は暖かいのでシートで覆うと加湿気味になると思われたのでシートはせずに藁だけ掛けました。 翌日が雨模様なので水分補給にもなります。
ホダ木を立て掛ける「本伏せ」の時期はホダ木の木口面から発菌して白くなって着た頃が良いとされます。
収穫作業
以前に植菌したものを収穫しました。
火を起こしての試食会の準備です。
試食会
皆さんお待ちかねの「しいたけ試食会」です。 この日のために5回頑張ってきた様なところもあります。 第2回で焼いた炭を使った「採り立て焼き立て」は格別でした。
普通はあまり食べない柄の部分も歯ごたえがあって美味しいものです。準備のいい参加者は「岩塩」持ってくるでした。
談話会
空き缶に砂を入れて炭火で簡易の火鉢の出来上がり。
結構暖かいですよ。
食べるだけで終わってはいけませんので、炭火を囲んで5回の里山の仕事を振り返りました。参加者が最終日なのに7名なのは残念ですが第1回目からの参加者もおられて、話をお聞きしました。
お風呂を薪で沸かすのが子供の頃の仕事だったお話や、今の便利な生活は捨てられないと思うけど、不便でも自然の中で暮らすことが夢など話がなど盛り上がりました。
ホダ木置き場の整備
収穫までの2年間で杭も腐って来ます。
杭と丸太を新しくしました。
参加者に記念のサインをもらいました。
プレートも作成しました。
参加者の皆さんです。
5回の講座で参加者同士の交流も出来たようです。今回の体験が何かの切っ掛けになれば幸いです。今後の活動をご期待しております。
・里山の仕事を体験しょう!
第1回 平成27年10月25日(日曜日) コナラの伐採と葉がらし作業
第2回 平成27年12月13日(日曜日) 炭焼き
第3回 平成27年12月20日(日曜日) 炭出し
第4回 平成28年2月14日(日曜日) しいたけの玉切り作業&観察会
第5回 平成28年3月13日(日曜日) しいたけの植菌作業&仮伏せ作業&試食会
各回の様子は報告をご覧ください。