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10月25日里山の仕事を体験しょう!を実施しました
10月25日里山の仕事を体験しょう!を実施しました
第1回目はしいたけの原木伐採と炭材の採取をしました。
「里山」って最近良く耳にしますが。いつ頃からあるんでしょうか?
歴史を見ると今から7,000年も前の縄文時代まで遡るそうです。青森県三内丸山遺跡からはクリやウルシの栽培された跡が見つかっています。また奈良県大田下遺跡からはドングリやトチノキの貯蔵穴も発掘されています。
「里山ってどんなところ?」「里山の昔と今」を少し勉強してから進めました。
昔から人は身近な草木などを利用してきたんですね。
館内で勉強後さっそく、しいたけや炭焼きに使用する材の様子を観察するため森に入りました。
次回の炭焼き用の材も採取しました。
ここは平成10年に台風の被害地で植林されたところです。
午後は館前のコナラを伐採しました。
館前のコナラの木にロープをかける
コナラの一株を伐採するために、木にロープを掛けます。輪を作り遠くから反動でなるべく上に掛けるのですが、簡単そうですが、意外とコツがいります。
輪が掛けられたら倒す方向にロープを張り、滑車や金具で方向を変えて安全な方向から引きます。
木を倒す方向に受け口を切ります。初めに受け口の下を水平に切ります。
次に受け口の上切りをします。切り口がぴったりと合うように切りますが、なかなか一度では合いません。
受け口の反対側から追い口を切ります。3分の2程度の高さで抜根直径の10分の1程残します。(これをつると言います)伐倒者が安全な位置まで離れたらロープを引きます。
伐倒後の切り株を見れば受け口、追い口の切り方の良し悪しが判断できます。
葉枯らしを行います
山で原木を伐採した後は葉を付けたままの状態で、しばらく放置して水分を抜きます。(これを「葉枯らしと」言います。伐採の時期や木の種類、太さ、地方の栽培の仕方などで変わります)
その後の作業は、適度に水分が抜けた頃に使用する長さに「玉切り」(90~120センチメートル位)。穴あけ、種駒の「植菌」をして、しいたけ菌が原木の中で良く活着するように「仮伏せ」します。
その後菌が快適な環境になるように「本伏せ」します。 時々菌をまん延させるために「天地返し」をおこないます。
お楽しみの「シイタケ」の収穫は2年後の春になります。(種駒の種類により発生時期も変わります)
2回目以降からの参加を募集中です、詳しくは下のリンクページからどうぞ。