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「探訪5月の森 新緑の森を歩く」を実施しました
「探訪5月の森 新緑の森を歩く」を実施しました
展望デッキまでハイキング
5月12日日曜日、好天に恵まれた爽やかな森を歩きました。ぎょうじゃの道に咲いていた小さな草花に足を止めながら展望デッキまで登りました。
展望デッキからの山々の風景
ぎょうじゃの道で拾った動物たちの食痕 リスやネズミがクルミを、カエデの若葉はムササビにかじられていました。
沢沿いに滝や水場で休憩しながら、緑の森の中を登れば、 ウスゲクロモジの花が目立たなく咲いていました。このような見落としがちな草木に出会える「探訪岩湧の森」は、その季節ならではの森の魅力を出来る限り紹介しようと考えています。
探訪5月の森で出会った草木を紹介します
ギンリョウソウ
ウスノキ
みなさんが覗き込んでいるものは何でしょうか?
「銀竜草」(ギンリョウソウ)という植物です。落ち葉の中から出てきた奇妙な植物は、葉緑体をもたない腐生植物で真っ白なところからユウレイタケとも呼ばれています。花が下を向いて咲いているのでしゃがみこまなくては観ることが出来ません。陽射しを浴びるとキラキラと輝いて見える様子は、とても綺麗だと思うのですが・・・・不気味に感じる方もおられるかもしれませんね。
チゴユリ
タニギキョウ
ミヤマキケマン
ミヤマハコベ
ツルカノコソウ
クワガタソウ
足元に落ちていたゆりかご。
そんな季節なんだなって思って歩いていると、オトシブミにも出会えました。長い首が特徴です。
オトシブミは葉っぱの中に卵を産み付けて葉を巻きあげていきます。小さく巻かれたゆりかごを切り離して地面に落とします。ゆりかごを食べて幼虫が育ち約1か月後に成虫になって葉っぱのゆりかごから出てくるのです。