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府指定 薬師如来立像
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更新日:2019年4月17日更新
区分(有形文化財)種別(彫刻)
府指定文化財 木造 薬師如来立像
mokuzou Yakushi-nyorai-ryuuzou 一躯
所在地 | 河内長野市天野町 |
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所有者 | 天野山金剛寺 |
時代 | 鎌倉 |
指定年月日 | 昭和49年3月31日 |
金剛寺薬師堂の本尊で、像高159.0cm、光背高215.5cmをはかる。本像は寄木造の彫眼で、頭部は耳の後ろで前後二材矧ぎ、挿首である。螺髪は、髪際第一列に39個を並べ、肉髻まで見事に配列されている。躰部も前後二材矧ぎ、それに両肩、両肘、両手首でそれぞれ矧ぐ。また両袖も別木で矧ぎ、両足先も矧ぐ。足柄は、躰部と共木で彫出している。光背は、蓮華の光脚に蓮華を中心とした頭光であるが、その周囲を飾る唐草を舟形にし、本尊と一具をなすものとみられる。13世紀初期の作とされている。
参考文献:河内長野市役所(1973)『河内長野市史 第十巻 別編二』
南海・近鉄「河内長野」駅下車、南海バス「天野山」下車すぐ