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府指定 薬師如来坐像
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更新日:2019年4月17日更新
区分(有形文化財)種別(彫刻)
府指定文化財 木造 薬師如来坐像
mokuzou Yakushi-nyorai-zazou 一躯
所在地 | 河内長野市三日市 |
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所有者 | 月輪寺 |
時代 | 鎌倉 |
指定年月日 | 昭和47年3月31日 |
本像は「やくしさん」としてよく知られている月輪寺(がちりんじ)のご本尊です。座高は97cmで、檜の寄木造です。頭部・体部とも前後2材矧ぎ(2つの木材のはり合わせ)で、全体の漆箔も比較的よく残っています。府指定文化財で、13世紀初め頃の作と推定されています。
月輪寺縁起には、平安時代初め頃、長野村に住んでいた諸越長者が、空海から薬師如来を与えられ大切にしていましたが、長者が亡くなってから妻が郷里の三日市に戻り、現在の月輪寺の場所にお堂を建て、これを本尊として安置したと伝えられています。
参考文献:河内長野市役所(1973)『河内長野市史 第十巻 別編二』
南海「三日市町」駅下車、北へ徒歩10分