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府指定 岩湧山
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更新日:2019年4月17日更新
区分(史跡名勝天然記念物)種別(名勝)
府指定文化財 岩湧山
Iwawaki-san
所在地 | 河内長野市加賀田 |
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所有者 | 岩湧寺 |
時代 | |
指定年月日 | 平成12年2月8日 |
岩湧山の北斜面は自然環境がよく残っています。そして山の中腹に、役小角が大宝年間に開いたと伝えられる岩湧寺が立ち、おもむきのある景観をかもし出しています。山腹にはスギ・ヒノキの植林が多く見られますが、岩湧寺の南方と上方の岩湧山道沿いに、ウラジロガシ・ツクバネガシ・アカガシなどのカシ類を中心とした自然林が広がっています。また岩湧寺の南方、谷を隔ててそそり立った数十メートルもある巨大な岩壁は、臥龍洞と呼ばれています。「湧き出るように屹立する岩場」は文字通り「岩湧」の奇観を造り出しています。
なお、岩湧寺は葛城修験道の霊場で、境内には江戸中期に建てられた本堂(市指定文化財)、室町時代の多宝塔(重要文化財)などが、樹齢400年を越える十数本の巨大なスギの老木に囲まれて配置されています。しかも境内とその周辺には樹齢200年といわれるケヤキをはじめとして、トチノキ・カヤノキ・モミノキ・ヤマザクラなどの大樹がうっそうと茂り、辺り一帯に荘厳な雰囲気を漂わせています。