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府指定 地蔵寺
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更新日:2019年4月17日更新
区分(史跡名勝天然記念物)種別(名勝)
府指定文化財 地蔵寺
Jizouji
所在地 | 河内長野市清水 |
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所有者 | 地蔵寺 |
時代 | 江戸 |
指定年月日 | 昭和45年12月7日 |
地蔵寺は真言宗の寺院で、本堂には本尊の地蔵菩薩像をはじめ、四天王像、弘法大師像、阿弥陀如来像、愛染明王像などの仏像が安置されています。
延命寺を再興した浄厳和尚の甥であり弟子である蓮体和尚は、元禄4年(1691)に生まれ故郷の清水村の荒れ果てていた地蔵寺を再興し、山号(寺院の名前の前につける称号)を玉井山と名付けました。
当時、清水村を支配していた西代藩主本多伊予守忠統は、蓮体和尚と親交があり、地蔵寺周囲の風景を好み、たびたびここを訪れていました。忠統は、このあたりの風景を中国の九華山(中国安徽省にあり、中国の四大仏山の一つ)にみたてて「九華山」の山号を贈り、蓮体和尚は享保2年(1717)に山号を「玉井山」から「九華山」と改め今日まで続いています。
春は石楠花が美しく咲き、夏にはホトトギスの鳴声が楽しめます。秋は紅葉がお寺を彩り、冬は静かな雪の寺になることもあります。
参考文献:河内長野市役所(1973)『河内長野市史 第十巻 別編二』
南海「千早口」駅下車、西へ徒歩15分(一般公開はしていません)