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府指定 流谷八幡神社 鉄製湯釜
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更新日:2019年4月17日更新
区分(有形文化財)種別(工芸品)
府指定文化財 流谷八幡神社 鉄製湯釜
Nagaretani-hachiman-jinja tetusei-yugama
所在地 | 河内長野市天見 |
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所有者 | 流谷八幡神社 |
時代 | 南北朝(延元5年) |
指定年月日 | 昭和50年3月31日 |
寄託先 | 大阪市立美術館 |
八幡神社では毎年7月に行われる探湯祭の時に湯立て神事が行われる。湯立て神事はまず神庭を清浄にした後、湯釜を拝殿の前に置き、お湯をたぎらせ神米と神酒と塩を加え笹葉でかきまぜる。その熱湯を笹葉で氏子たちに振りまくようにかける神事であり、無病息災、家内安全を祈願するものである。
この湯釜は鍔をめぐらせた羽釜に獣脚三足を備えた鉄製の湯釜で、羽の上面に延元5年(1340)の鋳造銘を陽出する。
八幡神社は葛城二十八宿の「流谷金剛童子」に近く、修験との関わりが想像される。
参考文献:河内長野市役所(1973)『河内長野市史 第十巻 別編二』
南海「天見」駅下車、西へ徒歩15分