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国宝 大日如来坐像 不動降三世明王坐像
区分(有形文化財)種別(彫刻)
国宝 木造 大日如来坐像 木造 不動降三世明王坐像(金堂安置)
mokuzou Dainichinyorai-zazou mokuzou Fudougouzanzemyououzazou 三軀
所在地 | 河内長野市天野町 |
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所有者 | 天野山金剛寺 |
時代 | 平安・鎌倉 |
指定年月日 | 平成29年9月15日 |
木造降三世明王坐像 木造大日如来坐像 木造不動明王坐像
金剛寺の金堂に安置されている木造大日如来坐像(写真中央)・降三世明王坐像(同左)・不動明王坐像(同右)をご紹介します。降三世・不動明王は、鎌倉時代の高名な仏師である快慶の弟子、行快によって造られたことが判明しています。
大日如来の像高は313.5cm、降三世明王の像高は230.1cm、不動明王の像高は201.7cmで、いずれもヒノキで作られた寄木造の坐像です。これらの仏像を組み合わせた三尊像は、密教の尊勝曼荼羅を立体的に表現しており、全国的に見ても類例が少ないものです。
尊勝曼荼羅は、長寿や健康などの幸福を願ったり、病気や天災を鎮めたりするために行う加持祈祷の際に本尊として用いられました。当時の金剛寺にとって尊勝曼荼羅が大きな意味を持っていたことが推測されます。
南海・近鉄「河内長野」駅下車、南海バス「天野山」下車すぐ