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重文 釈迦如来立像
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更新日:2021年8月6日更新
区分(有形文化財)種別(彫刻)
重要文化財 木造 釈迦如来立像
mokuzou syaka-nyorai-ryuuzou 一躯
所在地 | 河内長野市神ガ丘 |
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所有者 | 延命寺 |
時代 | 鎌倉 |
指定年月日 | 昭和25年8月29日 |
(当初の指定日) | 明治37年2月18日 |
この像は、鎌倉時代に作られた「清涼寺式釈迦像」(京都嵯峨の清涼寺に伝わる釈迦如来立像を模して作られた仏像)と呼ばれる仏像で、飛鳥時代(6世紀頃)の建立と伝わる羽曳野市古市の西淋寺の本尊でしたが、明治5年(1872)に不動明王立像と勝三世明王立像とともに延命寺に移されました。
像の高さは157.2cm、衣二枚で両肩から首までを覆い、小波状の細かいひだが全身に表現され、頭髪は縄状で組紐を束ねたように正面で大きな渦を巻いています。この姿は、清涼寺式釈迦像の特徴をよくあらわしています。
参考文献:河内長野市役所(1973)『河内長野市史 第十巻 別編二』
南海「美加の台」駅下車、南海バス「神ヶ丘」下車すぐ