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重文岩湧寺多宝塔

印刷ページ表示 更新日:2018年10月11日更新
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区分(有形文化財)種別(建造物)

重要文化財 岩湧寺多宝塔

三間多宝塔、銅板葺

Iwawakidera-tahoutou 1基

所在地 河内長野市加賀田
所有者 岩湧寺
時代 戦国
指定年月日 昭和55年1月26日

重要文化財 岩湧寺多宝塔の画像

 3間2層の多宝塔である。下層は中の間4尺8寸(復原尺)、脇の間3尺2寸(同)の11尺2寸四方の規模をもつ。亀腹上にたち軸部は円柱で頭貫を渡し先端を木鼻にし、腰貫を通して縁長押を打つのみである。四周には縁をめぐらしている。斗栱は平三斗組とし、中央の間にのみ蟇股を入れるのが後補である。内部は抜板敷、後寄りに来迎柱を立て、中の間では寄木の上に框をおいて床を張り大日如来坐像(重要文化財)を安置している。上層は12本の円柱を円形に建て並べ、台輪を据え内法長押を打って、斗栱は和様四手先、尾垂木を備え隅では二重とする。建立年代は天文年間(1532~1555)頃として支障はない。

わがまち文化財探訪 平成19年3月号

参考文献:河内長野市役所(1973)『河内長野市史 第十巻 別編二』