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重文長野神社本殿

印刷ページ表示 更新日:2018年10月11日更新
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区分(有形文化財)種別(建造物)

重要文化財 長野神社本殿

一間社流造、正面千鳥破風及び軒唐破風付、檜皮葺

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所在地 河内長野市長野町
所有者 長野神社
時代 桃山
指定年月日 昭和16年7月3日

重要文化財 長野神社本殿の画像

 長野神社の本殿は、一間社流造りで、正面に千鳥破風と軒唐破風がつき、屋根は檜皮葺きです。この建築年代は、天文18年(1549)の棟札のある観心寺の訶梨帝母天堂や天文12年の棟札のあった堺市の多比速比売神社本殿とも似ていますので、これらと同時代と推定されています。

 長野神社は、明治初年の神社合祀でつけられた名称です。江戸時代には「木屋堂宮」あるいは「牛頭天王宮」と呼ばれていました。この「木屋堂」は正和2年(1313)の後宇多院御幸記に木屋堂御所の記載が初見です。その後も元弘3年(1333)の粉河寺文書や応永6年(1399)の日野観音寺大般若経奥書に「木屋堂」の記事が見られます。

 

わがまち文化財探訪 平成18年12月号

参考文献:河内長野市役所(1973)『河内長野市史 第十巻 別編二』

 

                           南海・近鉄「河内長野」駅下車、南へ徒歩5分