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市選定 金剛寺のヒノキ林
区分(選定保存地域)選定番号(選地2)
市指定文化財 金剛寺のヒノキ林
Kongouji-no-hinoki-bayashi 一件
所在地 | 河内長野市天野町 |
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所有者 | 金剛寺 |
時代 | ―――― |
面積 | 50,488平方メートル |
指定年月日 | 平成21年3月6日 |
金剛寺には、重要文化財・府指定文化財・国登録文化財の建造物があります。これらの建物の屋根は、瓦葺のものが金堂(重要文化財)、楼門(重要文化財)などに、檜皮葺(ひわだぶき)のものが御影堂(重要文化財)、五仏堂(重要文化財)などに、杮葺(こけらぶき)のものが多宝塔(重要文化財)、開山堂(重要文化財)にあります。また、金剛寺の子院である摩尼院書院(重要文化財)は茅葺(かやぶき)です。指定文化財建造物のうちの半数近くに檜皮などの植物性屋根材が使用されています。
これらの植物性屋根材は、昔から在地生産のものが使用されてきました。特に檜皮は、最近の修理においても境内や伽藍周辺の山林から採取されたものが使用されています。
現在、全国的に屋根修理用の檜皮やカヤの不足が叫ばれているなか、金剛寺が所有する山林には、現在採取可能なヒノキや今後育成することにより採取が見込まれるヒノキが多数生育しています。これらを選定保存地域として選定し、檜皮採取の潜在的な資源として育成することにより、金剛寺だけでなく広く文化財建造物の修理に役立てることが可能になると考えられます。