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市指定 長野神社のタイマツタテ
区分(民俗文化財)種別(無形民俗文化財)指定番号(無民4)
市指定文化財 長野神社のタイマツタテ
Naganojinja-no-Taimatsutate
所在地 | 河内長野市長野町 |
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所有者 | 長野神社 |
時代 | 江戸~ |
指定年月日 | 平成17年8月1日 |
この神事は別名「松明祭(たいまつまつり)」とも呼ばれています。
十月十一日に行われる秋祭りの大祭にのぞみ、一週間ほど前に行われるもので、いわゆる火祭りの要素をもった神迎えの神事です。江戸時代の元禄14年(1701年)には記録に現れますので、300年以上にわたって行われていることになます。
秋祭りのはじまる1週間前に年番の氏子が集まって高さ約5m、胴回り約4.5mの大タイマツをつくります。そして、大祭当日午前11時に火を入れ、午後3時くらいまで燃えています。
もともとは、長野神社の北西約300m付近のところで作られ、町内を練り歩いて神社に持ってきたとの事です。
この神事は、府内にみられる火焚き神事(上新田天神社トンドまつり、池田のがんがらひまつり(愛宕火))と同趣の神事であり、さらには和歌山県紀北の大晦日から元旦にかけてのタイマツタテ、紀南の盆のタイマツタテ(ともに柱松(はしらまつ)と呼ばれているようです)の神霊を送迎する儀礼と脈絡のあるものと考えられます。