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市指定 炭焼道具 附 枝炭

印刷ページ表示 更新日:2019年4月17日更新
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区分(民俗文化財)種別(有形民俗文化財)指定番号(有民4)

市指定文化財 炭焼道具附枝炭

sumiyaki-dougu tuketari edazumi
一式

所在地 河内長野市滝畑
所有者 個人
時代 江戸~近代
指定年月日 平成14年3月29日
寄託先 河内長野市立滝畑ふるさと文化財の森センター

市指定文化財 炭焼道具附枝炭の画像1

市指定文化財 炭焼道具附枝炭の画像2市指定文化財 炭焼道具附枝炭の画像3

 この炭焼道具一式と枝炭は、滝畑地区のみならず、河内長野市の産業史上欠くことのできない生産道具とその製品であるばかりでなく、木炭生産の一連の作業過程を知ることのできる貴重な資料である。
 河内長野市内の炭焼の歴史で最も古い記録は、天野山金剛寺文書『金剛寺文書紛失状』なかの建久元年(1190)の「国司庁宣案」で、「白炭」の存在を窺うことができる。その後江戸時代には寛永十五年(1638)の「毛吹草」などの文献に「光滝白炭」の記事が見られ、滝畑地区においてその存在が知られている。
 炭の需用は、第二次世界大戦後の燃料不足期に最盛期を迎えた。その後の産業革命により生産量は減少したものの、現在でも滝畑地区では生産が行われている。

マエダカ 樹木から木材を切り出す
木キリノコギリ 切り出した材木を製材する
炭オコシ 炭焼き当日前に準備のため焼いた炭を窯から出す
炭トリ 炭を集めて入れる
エブリ 赤く焼けた炭材を窯の外に出す
花枝エブリ 特に花枝の際に用いる
炭バサミ 炭をはさんで運ぶ
灰ヤリ 炭の消化のために水を少し含ませた灰と土を混ぜたものをかける
炭キリノコギリ 炭を切る
炭トリバコ 出来上がった炭を入れる
花灰イレ 花灰を入れる
カヤゴアミ 炭を入れる炭俵を編む
枝炭 出来上がった製品。白炭