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市指定 高向神社祭礼絵馬

印刷ページ表示 更新日:2019年4月17日更新
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区分(民俗文化財)種別(有形民俗文化財)指定番号(有民1)

市指定文化財 高向神社祭礼図絵馬

Takou-jinja-saireizu-ema 縦123cm 横182.5cm 一面

所在地 河内長野市高向
所有者 高向神社
時代 江戸
指定年月日 昭和57年3月19日

市指定文化財 高向神社祭礼図絵馬の画像

 本絵馬は、長方形の木枠に板材がはめられ、その表面に和紙をはり彩色されている。一部紙がはがれ彩色の剥落がみられるが比較的保存状態の良いものである。
 木枠部分には、奉納年である「文久三年□吉辰」(一八六三)、「奉懸御宝前當社神祭」「はやし宇左衛門」ほか二十五名の奉納者の銘がそれぞれある。

 中央に神社本殿を配し、その周りに三台の地車、神輿(みこし)、御練(おね)りの人々が描かれ、絵馬下部には家屋敷がみられる。これらの周囲には雲文が描かれ江戸時代後期の特色を表わす。

 高向地区で地車が曳かれる様になったのは江戸時代の中頃とも伝えられており、市内でも最も早く曳かれた地区ではないかと考えられる。
 描かれている三台の地車は明治になってすべて売却された。現在使用されている三台の地車は、明治から大正時代に購入されたものである。毎年十月十日頃、御練りを先頭に神輿・地車が宮入し、獅子舞が演じられる。

 当市における江戸時代後期の祭礼の様子を知ることが出来る貴重な資料といえる。

参考文献:河内長野市教育委員会(1981)『河内長野の絵馬』